今回は2018年の巡業ネタで
高知で回ったナイスな激渋酒場篇。
初回は高知中心部の「〇吉食堂」。
酒好きパラダイス高知
そんな高知で1泊2日で
飲めるのは1晩しかないなかで回った
レポートその1。
この時は結局3軒回った。
高知のおススメの王道じゃないだろうけど
各々味わい深いナイスなお店に遭遇。
基本「せんべろ」の安い酒場。
一人当たり飲酒量全国2位の酒豪県
高知は「かつおのたたき」筆頭に、
皿鉢料理の名物もあるけど、
なんといっても朝から飲んでも許される
酒飲みにはやさしい県だ。
大昔行った時も、
「つぶれるまで飲ませる」
が最大の歓待とのことで、
飲み干すまで置けない、
先がとんがったおちょこで
日本酒をがぶ飲みさせられた
ことがあった。
事実、一人当たりの飲酒量は
東京に次いで全国2位(H29年)。
(最下位の滋賀は東京の半分の飲酒量。少なすぎるなぁ)
酒豪も多くて
飲酒業界のスター吉田類も高知出身だ。
「ひろめ市場」裏手の激渋食堂「〇吉食堂」
そんな高知で飲みに行く。
高知城近くの中心地で
フードコード状態に何でも揃ってる
昼から飲める「ひろめ市場」から
スタートもありだけど、
ここはその路地裏の
「〇吉(まるよし)食堂」へ。
食堂だから朝からやってるし飲める。
結構わかりにくい場所だ。
阪急ブレーブス御用達
店内には甲子園出場の
高校野球関連のペナントが
新旧織り交ぜて飾られている。
酒とともに野球も盛んだもんねぇ。
そして、今はなき
阪急ブレーブスの選手の色紙が
壁と同化して飴色になって光沢を放っている。
1970年代は日本シリーズ常連の黄金期だった。
色紙の日付は1980年5月16日。
遠征試合の時のものだろう。
そういえば高知は阪急のキャンプ地だったしなぁ。
右から200勝ピッチャー山田久志、
中日から移籍してきた勝負強い島谷金二、
2000本安打で晩年は
ジャイアンツにも1年だけいた加藤英司、
その後ジャイアンツに移籍する簑田浩二、
その隣は世界の盗塁王の福本豊。
そして一番左は当時の監督の梶本隆夫。
これ、監督以下
阪急の主力がこの食堂で飯を食ってた
とは想像がつかない。
腹壊したらやばかったよなぁ。
横の壁にはさりげなく
Winkの1991年の新曲ポスター
「真夏のトレモロ」
も色褪せながら現役だ。
うーん、ディープだ。
店先のつまみショーケースが目印
アイキャッチの店先の出窓ショーケースに
刺身やおかずが陳列されている。
そして店内の鍋には
通年メニューと思われる
おでんがあったりの多種ラインアップ。
麺類は300〜400円だけど
ツマミは多分200~300円かな。
さつま白波のキープボトルが林立する
立派な飲み屋だ。
壁には甲子園出場校のペナントがちりばめられている。
ちなみにこの出窓ショーケースは
ガラス板1枚で外界にせり出している。
冷蔵機能がないから
夏場の刺身はちょっと心配かも。
基本安いです
この時は17時頃でまだ客は俺だけ。
ビール大瓶に酒1杯と
カツオの刺身(たたきはなかった)にポテサラで
1300円くらいだったかなぁ。
常連客はそうめん1杯だけ食べて340円。
3分で食べ終わってとっとと撤収。
安い早い。
食べログでは夜4000円~になってるけど、
どんな飲み食いしたら
4000円になるかイメージ湧かない。
まぁ、長居しなければ
大幅に上振れることにはならない店だろう。
このあとは隣の観光スポットの
「ひろめ市場」を様子見。
フードコート状態で、ここにもいたる所に
キリンビールの飲酒を煽る横断幕が貼られている。
そのあとは下調べしといた
「角打ち」らしき飲み屋に
向かうことになるけど、
それはこちらをご覧ください。
こちら、あやしげな記憶頼りに描いた
女将のゆるエクセル画。
酩酊ぜよ。
おつきあいありがとうございました。