今回は東京は豊島区駒込にある
とんかつ屋「みのや」のエクセルで描いた話。
ひさしぶりのお店エクセル画です
今回はひさしぶりの食堂エクセル画。
お店モノでは2月の十条「斎藤酒場」、
食堂系では1月の石神井公園「ほかり食堂」以来の登場。
東京は山手線地味駅トップクラスだけど
ステキな商店街が残る街、駒込。
駅から15分ほど歩いた路地裏に
激渋とんかつ屋「みのや」が鎮座する。
看板がない名店
駒込駅の山手線の外側に出て
昭和臭残る霜降→染井のダブル銀座商店街を
抜けたわき道。
完全に住宅地だ。
「とんかつ」の暖簾や提灯はあるけど
屋号の看板がない。
一瞬廃業店舗かと思わせる
激渋名店にありがちな風情だ。
よく見ると店先のコロナ関連チラシに
店名が控え目に書かれていた。
これ以外に店名がわかるものは見当たらない。
お店は左側に4人掛けテーブルが2卓
右側が5人ほど座れるカウンター席だ。
お店はご主人と女将さんの老老2オペ。
そして真正面の壁には老舗の証の亀の甲羅のはく製がある。
なんだかゾクゾクします。
昼時は満席状態だったけど
13時頃から客がはけたてきたのでテーブル席に着座。
カウンター越しにこれまた名店の証の
お品書きオン・ザ・ウォールが見える。
卓上にはメニューがない。
単品のロースかつが550円。
ベーコンエッグやハンバーグは270円。
定食ものは豚汁がついてほとんどが750円。
安っ。
とりあえず大ビール(600円)だ。
レモンハイが450円だからビールがなんだか割安だ。
これが350円のロースかつ
つまみでロースかつとベーコンエッグに
ハンバーグをオーダー。
まずは ベーコンエッグ登場。
卵2個にベーコンは1枚を2つにカット。
底には千切りキャベツ。
270円だし合格です。
ハンバーグも270円。
ソースはかかってないけど、
十分に味付けされている。
巨大つくねみたいな感じでグーッだ。
そして本命のロースかつだ。
これ、「かつや」のとんかつより厚いんじゃないかな。
衣は薄くて油っ気も無くカリッと揚っている。
文句ないですねぇ。
定食だと550円!
豚汁もついてくる。
すごい。
飲み物はレモンサワーも追加して
会計は2人で2590円(税込み)。
1人1300円ほど。
すばらしいじゃないかぁ。
「みのや」のエクセル画描くしかないな。
エクセル画のスペック
2021年4月制作。
パーツ数781。
久しぶりの店モノだから集中力が続かない。
窓越しの見える段ボールとか
店先のビールケースや描くものが結構多い。
描きだしてから1週間以上かかったなぁ。
その割には1000パーツ以下だった。
屋号が見当たらなかったから
今は使ってなさそうな電飾サインに
勝手に描き入れときました。
エクセル画納品
普段はエクセル画のブログをアップしてから
お店に持っていくケースがほとんどだけど
今回は出来上がり早々に持って行った。
女将さんが受け取ってくれた。
普段は包丁握って
ずーっと背中を向けてた大将も振り向いてくれた。
お店は1970年からで創業51周年。
老舗だ。
トイレのも昔ながらの木製タンクだし
トイレットペーパーじゃなくて、ちり紙だ。
「みのや」グループ
ちょうどお客もはけたタイミングだったから
大将がいろいろ話してくれた。
岐阜出身で今年80半ば。
東京でとんかつ屋をやっていた兄を頼って上京。
このお店は東十条駅前にあるとんかつ屋の「みのや」。
そして東十条の孫が始めたお店が
大塚のとんかつ屋「美濃屋」。
おー、みんな血縁者だったんだなぁ。
商店街が近いとはいえこのへんは高齢者が増えて
コロナで人は減ったしで大変ですよ。
商店街の道がタイル貼りになってからは
雨降りの日なんか滑るから怖くて歩けませんよぉ。
昔はそばに(東京)外語大があって商店街なんか
まっすぐ歩けなかったけどねぇ。
今はシャッター通りみたいになってきてるしねぇ。
でも、昔の常連だった外語大生がたまに来るんですよ。
「懐かしい懐かしい」って食べてきますよ。
と大将の話は止まらない。
すごい話好きじゃないですか。
そうこうしてるうちに次のお客さんが来たので
そろそろ撤収だ。
ひさしぶりにいい店だった。
酩酊。
おつきあいありがとうございました。