今回は名古屋の名店「大甚本店」をエクセルで描いた話。
- 【はじめに】エクセル画ってどんなの?
- 名古屋の最古クラスの酒場
- 通い始めて30年強
- つまみはセルフピックアップスタイル
- つまみが止まらない
- エクセル画のスペック
- エクセル画ざっくり作画過程
- エクセル画バーチャル額装版
【はじめに】エクセル画ってどんなの?
「エクセル画」というと
エクセルのマス目に色を付けて描いていく
「ボクセルアート」、「ドットアート」を
イメージする人が多いですが
自分はエクセルに搭載されている「描画ツール」から
曲線や円、四角の基本図形やフリーハンドを使いながら
シートの上に線を描いて
それに色を乗せて積み上げて描く方法でやってます。
こんな感じです。
エクセル画に腰を入れて描き始めてから
もう10年以上たちますが
ペンタブはどうも扱いづらくて
ずーっとマウスを使て描いてます。
かなりの変態画法ですがよろしくお願いいたします。
名古屋の最古クラスの酒場
いままで老舗酒場を描いてきたけど
今回は名古屋の中心地の伏見にある「大甚本店」。
創業は明治40年とのことで今年116年。
東京最古酒場の「みますや」(明治38年)並み。
この建物は昭和29年築だそうで
もう70年ほどの物件になる。
近所には同じ「大甚」でも「中店」や
栄の方には最近できた「錦店」もあるけど
ここは風情、雰囲気的にも「本店」。
ま、他の「大甚」は行ったことないけど。
通い始めて30年強
社会人初任配属のオフィスが名古屋。
全く土地勘も人脈もない中
会社の先輩につれていかれたのが「大甚本店」。
もう30数年も前になる。
当時は会社も近かったから結構頻繁に通ってたけど
その後東京に戻ってからは名古屋に行く機会もないし
しばらくご無沙汰していた。
今回はコロナ以降初の4年ぶりの再訪。
つまみはセルフピックアップスタイル
ここは入ってすぐにつまみの小鉢を並べたテーブルがあって
すきなものを自分で持っていくセルフスタイル。
このつまみ卓の近くにしたかったけど
16時の口開けタイミングで店に入ると
既に半分ほど席が埋まっていた。
案内されて一番奥のテーブルに着座。
2階席もあるけど、そこでは小鉢を取るためには
下に降りないといけないから1階席でよかった。
うろ覚えで描いたエクセル見取り図はこんなかんじ。
店奥は座敷になっていて、ここは大人数の予約席みたいだ。
とにかくやたら奥行きがある縦長のお店になっている。
(見取図はレイアウトの関係で横長にしてます)
2階も合わせると100名以上は入れそうな広い店だ。
つまみが止まらない
開店時には多種多様の小鉢が卓に乗っていて
乗り切らないものは4人掛けテーブルにも置かれている。
1品300円くらいだったと思う。
刺身や調理ものはカウンター上の保冷ケースから持って行ったり
調理発注して着座して待つ。
こっちの料金は500~1000円位。
つまみを取ってくるとビールが届く。
シャコや白身刺しに筍、穴子。
取りたい放題。
ビールの次は「賀茂鶴」ぬる燗でいい具合だ。
屋号入りのお銚子とお猪口で酔いにドライブがかかる。
ついでに煮だこに東海地方の名物「大ハマグリ」。
とどめは牡蠣グラタン。
普段は飲みに行っても、酒ばっかりであんまり食べないけど
この日は2人だしどんどん食べてしまう。
いつの間にか1階は満卓で2階に後続客が流れていく。
早い時間は常連や観光客が多かったけど
18時過ぎは仕事上りの勤め人で賑わってくる。
なんだかんだ2時間くらい飲んでたけど
常連客は1時間くらいで撤収していくから回転がいい。
お会計は大将が算盤もってきて空き皿と空き瓶みて計算。
ずいぶんやっちゃった感じだったけど二人で7000円位。
おー、なかなかいいじゃないですかぁ。
写真撮り忘れたけど1階奥の壁に
「この先も100年続くように」と始めた
クラウドファンディングの支援者名パネルも貼っている。
滅多にいかない名古屋の鉄板酒場。
長く続けてほしいよねぇ。
そんな「大甚本店」をエクセルで描いてみた。
エクセル画のスペック
2023年4月制作。
3月は不在だったり怠けたりで
全く描けてなかったので久しぶりの新作。
パーツ数1802。
こちらはドット版。
壁面の竹細工と左の建物のどうでもいいワインボトルで
パーツが増えている。
エクセル画ざっくり作画過程
今回も出来上がるまでの途中経過を
ざっくり紹介していきます。
初日&2日目
初日だけだとなんだかわからないので
2日目からアップしていきます。
壁の竹細工というか装飾が難儀です。
まだ3階もあります。
パーツ数299。
3日目
今日は建物3階部分。
これで外観が大まかに完成。
次は背景や周辺建物の予定。
まだかかりそうだ。
パーツ数626。
4日目
しばらくほったらかしにしてて、やっと再開。
今日は近隣建物。
どうでもいい些末なパーツに力が入ってしまう。
「大甚本店」には不似合いだけど
隣の店のイタリア国旗も入れてみる。
なんだかメリハリがついてきた。
ついでにワインボトルらしきものも追加。
これも過去作からの移植物件。
次のステップは店前の小物。
パーツ数は一挙に増えて1385。
無くてもいい酒瓶のせいだな。
5日目
今日は店前の小物と屋上看板の修正。
植木鉢は過去作からの移植。
ビールケース周りが大変です。
残すは屋号入れ。
パーツ数は1781。
エクセル画バーチャル額装版
最後は背景と屋号入れ。
そして出来上がったエクセル画のバーチャル額装版がこちら。
なんだか頭でっかちな構図になってしまった。
入り口周り中心に描いてもよかったかもなぁ。
おつきあいありがとうございました。