どかれふのExcel画廊

表計算ソフト、エクセルで描いた画をだらだら放出中。マウスで描いてるよー。

【番外】激渋酒場 - 三兵酒店(角打ち)@池袋西口せんべろ飲み

池袋西口の角打ち「三兵酒店」の外観

 

今回は久しぶりの激渋酒場篇。


最近なぜか人気上昇中の池袋でも

今だあやしげムード漂う西口の

レアな角打ちの話です。

 

 

池袋西口、三兵酒店

池袋自体は近年再開発やらで

東口は区役所が新設されたり

西口も西口公園(かつてのIWGP)や

芸術劇場まわりが整備されたりで

昔のいかがわしさ、

「アブナイ街」のイメージは

どんどん払しょくされてきている。

 

年によっては「住みたいまち街No.1」になったり

なんかの間違いなんじゃないかというくらい

人気が上昇している。

 

西口の北側は風俗店も

徐々に排除されつつあるけど、

いまだラブホあったりで

まだ昔の「隠微さ、アヤシゲさ」が

残存しているゾーンだ。

 

もう少し先の、

これまた地味な東武東上線「北池袋」方面は

今や中華大陸系の全く日本人向けじゃない

ネイティブチャーニーズ料理店が密集してて

これまた非日常的なエリアになっている。

 

で、その西口の非チェーン系の居酒屋が

比較的多く残っている文化通りと

西一番街の交差点にある角打ちが

「三兵酒場」だ。

 

 

今ではレアな角打ち

かつて西口には桝本屋酒店という

正統派の酒屋主体の角打ちがあったけど、

2018年1月で惜しくも閉店。

 

つまみは渇きモノしかないけど、

チョイ飲みしてから次に向かう

出陣基地としては最高の酒場だった。

 

 

ちなみにこの写真はたまたま最終営業日に

行った時の「桝本屋酒店」

惜別する酒飲みが大挙して押しかけていた。

 

【閉店】池袋「桝本屋酒店」正統派角打ち

【閉店】池袋「桝本屋酒店」正統派角打ち

 

【閉店】池袋「桝本屋酒店」正統派角打ち

池袋「桝本屋酒店」の閉店ご案内

 

その桝本屋酒店亡き後は、

池袋はもう角打ちはないと思って

西口すぐにある老舗酒場「ふくろ」で

ひっかけて帰ることが多かった。

 

 

ここは朝から飲めて、

なんとハッピーアワーは

朝8時から昼11時までで生ビール200円

早すぎるよ。

 

ちなみにサンシャイン方面の東口にもあるけど

池袋らしいムード、客層はこの本店の圧勝。

 

日が高いうちから泥酔状態で店員のお姉さんに

嗜められる歯のない諸先輩に遭遇できたりもする。

 

こちら激渋酒場の過去ネタ。

 

 

存在感極薄、店内濃厚な角打ちエントランス

「ふくろ」以外に早く飲める店ないかと

ぶらついてたら

偶然西口の一角で三兵酒店を発見。

 

表通りの平和通りからは

見た目こじんまりした小売りの酒屋だから

今まではその前を素通りするだけだった。

 

「三兵酒店」の小売部門の外観。ただの酒屋に見える。

小売部門の外観。ただの酒屋に見える。

 

でも、平和通から西一番街のアーチをくぐると

裏口というか横口に

 

MOKKIRI CORNER

 

の看板が。

 

MOKKIRI = もっきり、いわゆる角打ちだ。

 

錆で磨きがかかった看板、「三兵酒店」

錆で磨きがかかった看板

 

変にローマ字表記にしなくてもいいのにねぇ。

今となっては池袋でも希少価値の

角打ちだったんだねぇ。

 

自販機の存在感強くて

角打ちコーナーは小売りゾーンの一角か

倉庫と見紛う風情。

 

でもよく見るとつまみのメニューが見えて

大体が200円台。

で、飛び込みで入ってみた。

 

大量のメニュー短冊

店は立ち飲みオンリーで

左右両サイドカウンターで、

10人入るとかなりの混み具合になる。

 

表の小売エリアと角打ちの厨房は

中でつながっていて、

大将は両サイドのお店を一人で回している

 

角打ちは15時スタートで24時まで

早い時間からも暖機運転させてくれてありがたい。

 

つまみは100~300円台でメインは200円台。

渇きモノは50円のものもある。

とにかく安い。

 

三兵酒店の入って左脇のカウンター席。

入って左脇のカウンター席。壁のメニューはすべて安い。

 

1番人気は「じゃがカレー200円」。

どうやらカレールーに大きいジャガイモが

入ってるらしい(未食)。

 

カウンター奥には缶詰コーナーもあって、

そこにあるホワイトアスパラ缶が

400円で一番高そうだけど、

1缶だけ残っていてかなりのベテラン感を放っている。

 

三兵酒店カウンター

写真左上で隠れているところに超高級缶詰ホワイトアスパラ(400円)が鎮座

 

カンター内には文字も小さいし

密度も高いお品書きがカオス状態で乱立。

 

右側には「本日のオススメ」もあるけど

読めません。

 

時期的にもボジョレーヌーボー380円が

複数ディスプレイされるヘビーローテーションメニューだった。

 

カウンター内にはガス調理器はなく、

加熱物はすべて電子レンジ。

 

注文入ってからマスターが

冷蔵庫から仕込み済みの食材を

皿に盛ってチンして提供。

会計はキャッシュオンデリバーの都度会計型。

 

飲み物は大瓶ビールが480円。

焼酎割もの系は370-380円だけど

コップで1合提供だから、2杯はとれるサイズだ。

 

割ものは瓶や缶に入ったものを提供されて、

セルフで割って飲む。

 

「三兵酒店」ドリンクリスト。

「三兵酒店」ドリンクリスト。すべて500円以下。

 

緑茶ハイは190mlのミニお茶缶で

2杯とれるか心配な量だけど、

氷のかさ増しもあって余裕で2杯飲めた。

結局1杯あたり200円以下だ。

すげー。

 

この時はツナサラダ(確か200円)頼んだけど、

生玉ねぎのざく切りにシーチキンにマヨネーズ、

黒コショウと青のりかけての非加熱料理。

玉ねぎの辛味で酒も進む。

 

三兵酒店ツナサラダ。玉ねぎしか入っていないシンプルさ。

ツナサラダ。玉ねぎしか入っていないシンプルさ。

 

寡黙な大将

 大将一人で回しているから

同時の複数発注は遅くなるか聞こえてないか

忘れるかで実質対応できない。

 

たまに酒屋コーナーの客も来たりもするから、

大将の忙しさをみながらのオーダーだ。

 

店内ではビートルズがエンドレスで流れていて、

いつもそうなのか?と聞いてみると

 

「いや、いろいろ」

 

とつれない対応。

(後日行った時は、

さだまさしの「関白宣言(ライブバージョン)」や

70年代フォークBGMだった)

 

常連客とは談笑する時もあるけど、

基本一見の酔っ払い客の相手するほど

暇ではなさそうだ。

でも、硬苦しい雰囲気は全くない。

 

こちら大将のゆるエクセル画。

 

三兵酒店大将のゆるエクセル画

 

店の広さからもグループ客よりも

1~2人向けのこじんまりで

ダラダラ長飲みしないサク飲み仕様だ。

19時くらいはかなり混んでくるみたいだ。

 

このあと座って飲みたかったらすぐそばに

やきとん始め何でもあるそこそこの大箱の居酒屋の

「豊田屋」が3つ並んだブロックに

各々1~3号店まであるから

ここで腰据えて飲むのもありだな。

 

一番近いのが↓の3号店。2号店はその向かい。

1号店は2号店の裏というドミナント出店型だ。

 

 

ちなみに三兵酒場の会計はビール大+緑茶ハイ+

ツナサラダで1060円。

文句なしのコスパと風情だ。

未食のメニューだらけだから何度か通いそうだなぁ。

 

酩酊。

「三兵酒店」対象のゆるエクセル画ハイブリッド版

「三兵酒店」対象のゆるエクセル画ハイブリッド版

おつきあいありがとうございました。

 

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