どかれふのExcel画廊

表計算ソフト、エクセルで描いた画をだらだら放出中。マウスで描いてるよー。

路地裏飲み屋街の王様・新宿「ゴールデン街」をエクセルで描いてみた

新宿「ゴールデン街」のエクセル画キャプチャ版

 

今回は新宿にある密集飲み屋街「ゴールデン街」

をエクセルで描いた話です。

 

 

久しぶりの新作

 前回の激渋町中華の「孔雀苑」に続いて

さらに手がかかる街もののエクセル画を投入。

 

ヒトものは200パーツくらいで

さほど時間はかからないけど

店や街になるとパーツが増えて

気力の持続性との戦いになる。

1作品も最短でも1週間。

今回は着手から2週間かかってるなぁ。

 

ちなみに街ものでは

金沢の「木倉町」以来の2作品目になる。

 

 

路地裏の王様

 そして今回は新宿「ゴールデン街」だ。

 

新宿・花園神社の裏手にあって戦後の闇市から飲み屋街化。

昭和の遺物臭が濃く漂ってくる「路地裏の王様」だ。

狭い区画に300軒の飲み屋が密集している

すぐそばには旧小学校を活用した

「吉本興業」の東京本社もある。

 

昔は作家や劇団、編集者が入りびたる

文化人系飲み屋が密集していたけど

その流れで最近はサブカル系のバーも多い。

 

ちなみにこの辺り、ドラマ『深夜食堂』

「めしや」がある架空の路地裏のモデルになっている。

 

今回描くのはその「ゴールデン街」の「花園三番街」

30mほどの通りだ。

 

新宿ゴールデン街の花園三番街

新宿ゴールデン街の花園三番街

 

 手をつないだカップルとすれ違うには

ぶつかってしまうほどの道幅の狭さだ。

もちろん車は入ってこれない。

 

↑この写真はコロナ前の2019年に撮影したもの。

当時は「インバウンド」系の外国人客が多かった。

 

店先には

"No Cover Charge"のボードを出しているお店も多い。

 

かたや英語表記していないバーというか

ロックスナック「原子心母」のママ曰く

 

「欧米人は個人客でやたら酒飲むけど、

他のお客さんから置き引きするのよ。

 

だから店先の看板には英語通じないふりするため

日本語しか書かないことにした。

 

中国人は団体で来るけど

写真だけ撮って店に入らないから儲けにならない。」

 

と愚痴ってたことを思い出す。

こちらその「原子心母」。

 

ゴールデン街のバーというかスナック「原子心母」

ゴールデン街のバーというかスナック「原子心母」

 

ドア開けっぱなしにしてるけど

日本人でもなかなか入りにくそうな

オーラを放出している。

コロナ禍の今どれだけの店が頑張って営業しているか

気になるところだ。

 

エクセル画のスペック

新宿「ゴールデン街」のエクセル画

新宿「ゴールデン街」のエクセル画

2021年6月制作。

元写真はまだ日が残る16時ころの様子だけど

エクセル画は黄昏モードで描いてみた。

 

パーツ数1370。

 

すごく手間がかかった割には

前回の町中華の「孔雀苑」より少ない。

 

新宿「ゴールデン街」のエクセル画ドット版

 

PC新調に伴ってエクセルも2019版に更新されたけど

上のドット画の仕様も変わって

すごーく見にくくなってしまった。

パーツの回転用アイコンが表示されるので

なんだかわからなくなってくる。

 

エクセル画ざっくり作画過程

そして今回も出来上がるまでの途中経過を

紹介していきます。

 

 1~3日目

新宿「ゴールデン街」のエクセル画作画過程1

 

以前描いた「金沢木倉町」

通りの奥(消失点)から描きだしたけど、

今回は左側手前からスタート。

しかし看板やら電線とやたら密度が高い路地裏空間だ。

 

実はこの時点で描きだして3日かかっている。

どんどん奥に描き進めていこう。

 

4日目

新宿「ゴールデン街」のエクセル画作画過程2

 

奥の店の入り口周りと看板追加。

なかなか進まない。

集中力が続かない。1時間ほどでやめとく。

 
5日目

新宿「ゴールデン街」のエクセル画作画過程3

 

左側はほぼ完成して裏通りどん突きの建物まで到達。

ついでに路面もやっておこう。

この後は右側の建物に入っていきます。


左側よりはスムーズに行けそうな

錯覚に早くも浸っている。

でもまだまだ時間かかりそうです。

 

6日目

新宿「ゴールデン街」のエクセル画作画過程4

今度は右側に着手。


左より描きやすそうだったけど

細かい部分で気力が途絶えなかなか進まない。


このあと街灯や大型看板に背景などもろもろ。

翌日は1回目のワクチン接種だ。

体調次第でどれだけ描けるかなぁ。

 

7日目

新宿「ゴールデン街」のエクセル画作画過程5

 

右側の手前の看板を描きこみ。

看板、街灯といろいろ細かいのがあったり

壁があったり。

 

実は今日ワクチン接種して

描けるか自信なかったけど

全く副反応らしきものがない。

でも相変わらず集中力が続かなくて

右画の細部と背景がまだ残ってる。

 

8日目

新宿「ゴールデン街」のエクセル画作画過程6

 

右側の路上看板周りと

空中に乱舞する電線の描きこみ。

これまたあんまり違いが判らない。

一挙に完成までもっていきたかったけど

背景が残りましたねー。

 

途中描いてない日もあったから

着手から2週間。

結構かかったなぁ。

 

「ゴールデン街」ちょっといい話

最後にコロナ禍前に飛び込みで入った

バーのマスターに聞いた

ちょっといい話をひとつ。

 

入ったお店は"Skavla"という名前のビアバーだ。

発音は「すかぶら」。

店名の由来は東欧系の言葉と思ったら実は

九州の炭鉱掘りチームにいた

役職名の「スカブラ」からきているとのこと。

 

この仕事の内容は炭鉱夫チーム10人に1人いた

石炭掘らないでエロや無駄話して場を和ませたり、

メンバーに飯や交代の時間を知らせるだけが仕事

「スカッとブラブラしてる」だけの人のこと。

石炭まみれにならないから

身なりもスカッと系らしい。

その絵本もある。

 

 

アリとキリギリス』のキリギリスみたいな役回りの

羨ましい仕事だ。


ちなみに合理化でスカブラの役割が廃止になって

スカブラだった人もツルハシもたされたけど

結局はスカブラいた時のほうが

生産性が高かったとのこと。

世知辛今の日本に見習ってほしいステキな話だ。

 

お店のママやマスターの話が最高のつまみだ。

またゴールデン街に行きたいなぁ。

 

酩酊。

 

新宿「ゴールデン街」のエクセル画額装版

 

おつきあいありがとうございました。



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