どかれふのExcel画廊

表計算ソフト、エクセルで描いた画をだらだら放出中。マウスで描いてるよー。

六本木の雑居ビル地下にある昭和食堂Ametをエクセルで描いてみた

 

六本木の昭和食堂「Amet(アメット)」のエクセル画イラストキャプチャ版

 

 今回は六本木の入りにくい食堂

というか酒場の「Amet(アメット)」の話。

 

 

六本木地下の魔宮

六本木に会社があったころ

角そば=みのち庵なみにお世話になった

六本木の居酒屋というか食堂というか

とにかく飲食店のAmet(アメット)

 

 

↑食べログにはなぜか

「親子丼」になっているけど

マスターは別にウリにはしていない。

 

大江戸線六本木駅

国立新美術館口が最寄だ。

 場所は六本木のミッドタウンと

国立新美術館を結ぶ通り沿い。

 

昔は六本木の裏通り的なところで

渋めの落ち着いた店もあったけど

今となっては意識高めのお店が軒を連ねるエリアだ。

 

そんな通りの飲食店が入る

雑居ビルの地下にある店が今回のお店だ。

 

通りから地下に行く階段脇にはこの看板。

 

六本木「アメット」の看板

客を遠ざけかねないアヤシイ看板

昭和好きの俺も最初は

 

「おっ」

 

と立ち止まったけど

あまりにもの直球すぎて躊躇される。

 

手づくり感満載で看板の内容が

どこまで本気かがわからない。

 

はっきり言って

 

「入りにくい」

 

店だ。

 

濃厚濃密な店内

階段降りてAmetは一番奥に鎮座する。

どんどん不安感が増してくる↓。

 

地価の六本木「アメット」へのアプローチ

右側暖簾の奥が店内

店に入ると

エントランスまでの

怪しげな雰囲気の延長線、

いや、さらに濃密にした空間が

待ち構えてる。

 

六本木の昭和食堂「Amet(アメット)」の店内

「アメット」の店内」すべて手作り。

マスターが長年手掛けている

ウッディー世界化」を

営業時間の合間に進めている。

 

調度品も手づくりまたは

中古品で賄っている。

いたるところにマスターからの

男気溢れる手書きのメッセージ。

 

ちなみにマスター曰く

 

「本当のことは書いていない」

 

とのことだ。

 

ランチタイムは

美術館帰りのマダムたちが

近所のお店が混んで入れないため

この入りにくい店に

グループで来店するから結構忙しいらしい。

マダム達、肝が据わってますねー。

 

昼来るんだったら火曜ね

 

とマスター。

美術館が休業だからだそうだ。

 

昼はお手伝いが入る時もあるけど

夜はマスター一人回している。

不定休だけど基本年中無休で

営業時間は昼から深夜2時くらいまで。

 

「客がいるまでやってるよ」

 

とのこと。

 

中休みはしてないけど

客がいないときは

マスターが店内で昼寝している。

 

「酒飲むだけだったらどーぞ」

 

と昼飲み客にも優しい。

 

ちなみにテレビ東京の「アド街」の六本木篇の

「気にスポ」コーナーにも登場したこともある。

 

安いから基本セルフ

俺は飲む時は

酒さえあればつまみはなくていいから

ここではほとんど食べてないけど

何故かおススメは納豆オムレツとか

納豆を使ったメニューが多い。

 

野菜も産地直送で素材にこだわってるけど

料理はほぼ500円~1000円以内。

 

酒はビールが中瓶400円くらいで

日本酒はコップ1杯300円。

ワインはボトルで1000円。

グラスショット売りもやってくれる。

 

だけど料理作るのが忙しいから

顔なじみ客には

飲み物は自分で持ってきて飲むセルフ式だ。

 

とにかく一斉にオーダーが入ると

手が回らないから

料理出るまで勝手に飲んでくれ

というスタイルだ。

 

昭和の「オッケー」マスター

マスターは聞いても自分の素相は話さない。

年齢も聞くたびに違う。多分60後半かなぁ。

話してもどこまで本当かわからない。

でも寡黙ではなくて口数はかなり多いほうだ。

 

昔は原宿の明治通り沿いで飯屋やってて

そのあと青山に移動。

一時軽井沢でテニス三昧の日々を送って

10年ほど前に今の六本木で店を開いたらしい。

 

ちなみに店名のAmetは

イスラム教開祖の

「モハメット」

からつけたとのことだが理由は不明。

 

一人で行って他に客がいなかったら

話し相手になってくれるし

忙しかったら自分で酒持ってきて

放っておいてもらえる。

 

「昭和」をコンセプトにした店内だけど

独自の手作り宇宙が広がっている。

 

注文が入るたびに

マスターの

 

オッケー

 

の声が響きわたる。

 

偏屈な感じは一切なくて

カジュアルムードな店内だ。

 

そんなマスターがいるAmetを描かせてもらった。

実際の店内はこちら。

 

六本木

 

ちなみにソフトバンクの携帯電波は入らない。

 

一時隣の店がSBのwifi入れた時

おこぼれのSB公衆wifiが入ったけど

その店がつぶれてからは

また電波陸の孤島状態。

SBユーザーにとっては

外界から一切遮断される安寧の空間だ。

 

エクセル画のスペック

「アメット」のエクセル画

「アメット」のエクセル画

2015年7月制作。

 

パーツ数629

 

六本木の昭和食堂「Amet(アメット)」のエクセル画イラストドット版

 

雑然とした中に

不思議な統一感のある宇宙が広がっている。

 

そして納品

せっかくなんで

プリント版を額装してマスターを訪ねると

どっか適当に置いといてとつれない。

 

「自分が描かれてるものは

 あんまり目立つところに置きたくない

 んだよなぁ」

 

と実はシャイだったりする。

 

結局TV横に置かせてもらったけど

後日行ったら横に寝かされてた。

 

「アメット」のエクセル画リアル額装版



ちなみにマスターの後ろにある絵は

ポストイットに手書きで

3000万円

さりげなく値付けされている。

 

知人の画家が

 

「売れたら1割やるから、置かせてくれ」

 

で飾ってるそうだ。

 

いつかこの絵も3000円でいいから飾ってほしいなぁ。

 

酩酊。

 

六本木の昭和食堂「Amet(アメット)」のエクセル画イラスト額装版

 

おつきあいありがとうございました。

 

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