今回は茅場町の立ち飲みの聖地「ニューカヤバ」をエクセルで描いた話。
半年ぶりの新作酒場エクセル画。
前半が訪問レポで後半がエクセル画の構成です。
証券マンの巣窟
東京・茅場町は日本橋の隣で、
あまたの証券会社の本社や支社が林立する兜町もそぐそばの街。
コロナ以降はオンライントレードやテレワークの普及もあって
会社や人通りが減ったような気もするけど
花王や老舗メーカーの本社もあるから
スーツ姿のビジネスマン比率が高い街だ。
今回紹介する「ニューカヤバ」は日本橋川から分流して隅田川に合流する
亀島川のリバーサイドの立ち飲み酒場。
場所柄、証券マンだらけだから、
日本経済に活気を与える名酒場と勝手に思っている。
ちなみに「ニュー」がつかない本店はどこかにあったらしいが
今はここしか残っていない(みたいな話を聞いたことがある)。
分かりにくい入り口
地下鉄東西線の茅場町から徒歩数分の
オフィス/マンションゾーンの裏通りに「ニューカヤバ」が鎮座する。
入り口にはいつも店主のものと思しき赤いフォレスーが止まっていて
表に大看板は無く、いきなり自家用駐車場。
ガレージかと思ってしまうけど、その奥に酒場入り口がある。
赤ちょうちんが目印だ。
駄菓子屋的セルフ様式美酒場
中に入ると辛うじて1卓空いてた。
ちなみに写真左に見える、ミツカンの「ぽん酢」で焼酎を割る
「ぽん酢サワー」推し中で、
棚にはキープぽん酢がすらりと並んでいる。
甘くなくてよさそうな気もするけど、飲んだことないのでまたいつか。
つまみはカウンター脇にある小鉢か乾き物をチョイス。
カウンターで焼き鳥を頼むと生の串が出てくる。
ちなみにこの日は二軒目だったから、↑でナカおかわりして1000円ほど。
女人のみ禁制酒場
客層はスーツ、襟付きシャツのビジネススタイル男性が8割以上の
むさ苦しいといえばむさ苦しい雰囲気。
今回はそんな「ニューカヤバ」をエクセルで描いたみた。
エクセル画のスペック
今作は稼働日4日で15時間ほど。
パーツ数1490。
こちらはドット版。
お店というより車周りにパーツが密集している。
エクセル画ざっくり作画過程
今回も出来上がるまでの途中経過を
ざっくり紹介していきます。
初日
ほぼ半年ぶりのフルエクセル画に着手。
久しぶりなのでペース配分がわからず
初日から6時間かけて967パーツ。
小さいけど酒瓶や玉すだれは過去作からの移植。
とりあえず1階部分はほぼ終了。
2日目
今日2階部分。
残すは提灯と小物軍団。
パーツ数1042。
3日目
今日は周辺部分と小物の一部。
自転車も過去作からの移植。
残すは屋号入れともう一つの主役の描き込みが待っている。
パーツ数1256。
4日目
今日はこの絵の主役なんじゃないかという車を追加。
やっぱりこの店のシンボルがないと締まらない。
車はイチから描き上げ。
これを建屋にはめ込み。
残すは屋号入れ。
パーツ数1432。
エクセル画バーチャル額装版
最後は微修正と屋号入れ。
そして出来上がったエクセル画のバーチャル額装版がこちら。
いつかリアル額装したものを
お店にゲリラ納品したいと思ってます。
【最後に】エクセル画ってどんなの?
「エクセル画」というと
エクセルのマス目に色を付けて描いていく
「ボクセルアート」、「ドットアート」を
イメージする人が多いですが
自分はエクセルに搭載されている
「描画ツール」から
曲線や円、四角の基本図形やフリーハンドを使って
シートの上に線を描いて
それに色を乗せて積み上げて描く方法でやってます。
ブロックを組み立てていくようなものです。
こんな感じです。
エクセル画に腰を入れて描き始めてから
もう10年以上たちますが
ペンタブはどうも扱いづらくて
ずーっとマウスを使て描いてます。
かなりの変態画法です。
お付き合いいただきましてありがとうございました。