どかれふのExcel画廊

表計算ソフト、エクセルで描いた画をだらだら放出中。マウスで描いてるよー。

【番外の番外】北海道ひとりサウナ・温泉旅 - 17日目(下北篇)

津軽海峡フェリー 大間行き

津軽海峡フェリー 大間行き

2020年10月19日(月)。

北海道ひとり旅は

昨日で終わりですが

今日は「番外篇」で下北半島17日目。

 

今日は函館からフェリーで

大間に到着後

恐山→尻屋埼→津軽横浜→

野辺地下北半島ネタです。

 

このひとり旅ブログもこれで最終回になります。

 

ちなみに16日目はこちら。

 

 

 

さらば函館、北海道

朝9時半に函館出発の大間行きの

津軽海峡フェリー大函丸」に乗船。

 

函館フェリーターミナルから大間行きへ乗船

大間行きへ乗船

上陸して17日目で

ついに北海道を離れる。

長い旅だと思ってたけど

終わってみれば早いもんだな。

 

今朝も快晴で波も少なそうだ。

こちらフェリーから撮った函館の様子。

 

youtu.be

 

青森までは4時間かかるけど

大間までは1時間半。

11時に到着予定。

近いもんだ。

下北半島上陸後、恐山に向かうためだ。

 

本州最北端到着

大間フェリーターミナルから

車で10分ほどで

「本州最北端」の大間埼に到着。

ここも宗谷岬と同様に

高台ではなく平場の岬だ。

道は生活道路並みの広さしかない。

 

本州最北端の地、「大間埼」。

本州最北端の地、「大間埼」

青森県も快晴で

海越しに函館も見える。

 

大間が有名になったマグロの石像も並んである。

 

大間のシンボル、マグロの石像

マグロの石像とナゾの拳像

 昭和型観光地の土産物屋は

さびれて壊滅状態のところが多い中

大間は予想以上に店が開いている。

 

大間の観光客相手の土産物&飲食店。

大間の観光客相手の土産物&飲食店

小型店主体だけど

20軒ほどあるんじゃないかな。

この後観光バスも到着してにぎわいそうだ。

 

石碑の向かいにあるこの2軒は

「最北端」を競い合っている

左のほうが勝ちのような気もするけど

まぁ、どうでもいいか。

 

「本州最北端」を張り合う2軒の土産物屋

「本州最北端」を張り合う2軒の土産物屋

さぁ、今日の本命恐山」に向かおう。

 

恐山へ

大間埼から最初は海沿い、

途中から山道を走って1時間半ほどで恐山に到着。

 

大間埼からのルートは

蛇行して狭いし上り坂。

後半は完全に山道になる。

むつ市からだと道も比較的整備されていてスムーズだ。

 

残り2~3kmあたりから硫黄臭が漂ってくる。

 

恐山入山

恐山受付

恐山受付

入山料500円。

11月~4月末まで

は雪のため閉山するからぎりぎりだ。

そういえば以前来たのもこの時期だ。

ちなみにこの時期は「イタコ」はいない

 

「霊場恐山」のはじまり

「霊場恐山」のはじまり

10年前に来たことがあったけど

また来たいと思っていた。

なかなか来る機会がなかったし

今回の北海道旅に合わせての再訪だ。

 

恐山の山門。

恐山の山門。

 

恐山温泉

再訪したかったのは

恐山の中に入山料払えば

だれでも入れる温泉があるからだ。

前回は入りそびれた。

 

恐山の男用温泉「薬師の湯」

恐山の男用温泉「薬師の湯」

木造平屋の掘っ立て小屋状態。

女湯温泉は参道挟んだ反対側に

同じような感じで2棟ある。

 

恐山の女性用温泉。こちらは2棟ある。

恐山の女性用温泉。こちらは2棟ある。

霊場を回る前に体を清めよう。

入ったらすぐ脱衣所で、

中には扉や仕切りはなく

すぐ風呂場になる。

入った時誰もいなかったから撮影させてもらった。

 

恐山「薬師の湯」の内部

恐山「薬師の湯」の内部

シャワーはもちろん洗い場はない。

源泉が湯船に注がれている。

湯は硫黄臭が強い白濁湯だ。

43℃くらいか最初はちょっと熱いけど

すぐに慣れる。

 

硫黄が強いので長風呂は注意」の

張り紙がある。

 

恐山「薬師の湯」の利用上の注意

恐山「薬師の湯」の利用上の注意

シャワーはないから

温泉臭が長く残る。

そしていつまでも暖かい。

 

脱力。

 

霊場回り

霊場内には建物や仏像など

27の見どころがある。

全部回ると1時間ほどかかるし

アップダウンも結構ある。

風呂から出たばかりだと

汗が噴き出すので簡略版で巡業。

 

恐山は大まかに

岩場に硫黄が噴出している

地獄エリア」と

隣接する宇曽利湖の白浜

極楽エリア」からなっている。

 

本堂脇から岩場が始まり硫黄臭も強まってくる。

 

「地獄」の先に「極楽」が見える

「地獄」の先に「極楽」が見える

どんどん

おどろおどろしくなってくる。

 

無数の手ぬぐいが結びつけられた「血の池地獄」

無数の手ぬぐいが結びつけられた「血の池地獄」

硫黄が噴き出す「修羅王地獄」

硫黄が噴き出す「修羅王地獄」

一転、宇曽利湖周りは

白浜で神々しく非常に穏やかだ。

今まで抱えていたストレスが

一気に開放される感じがする。

 

「恐山」はオカルトスポット的な

扱われ方をされたこともあったけど

自分にとっては温泉もあるし

完全なヒーリングスポットだな。

また来るかもしれない。

 

恐山の宇曽利湖

穏やかな宇曽利湖

 

昼は恐山茶屋で

大間を出てからは全く飲食店がなく

この先もなさそうなので

山門横の茶屋「蓮華庵」で昼飯にする。

 

左が1軒だけの土産物屋。右が茶屋「蓮華庵」

左が1軒だけの土産物屋。右が茶屋「蓮華庵」

 ほかに客はいない。

メニューは非常に絞られている。

ちょい高めだ。

 

恐山の茶屋「蓮華庵」のお品書き

恐山の茶屋「蓮華庵」のお品書き

こうなるとまたラーメンだな。

 

「蓮華庵」のラーメン700円。

「蓮華庵」のラーメン700円。

正統派醤油ラーメン。

やはり麩が乗ってる

スープを口にすると

うまい

化調入ってるんだろうけど

マイルドな旨味。

全く期待してなかったんだけど

これはありだ。

ライスも頼んでもよかったかなぁ。

 

 

尻屋崎へ

今日のもう一つの目玉が尻屋崎

下北半島のもうひとつの頂点だ。

 

 恐山から40分ほどで着く。

ここは是非行きたかった辺境だ。

灯台と尻屋崎にしかいない放牧場の

寒立馬(かんだちめ)」が目玉だ。

 

尻屋崎灯台と寒立馬。馬がうろうろ放牧されてる。

尻屋崎灯台と寒立馬。放牧馬がうろうろ。

本州最涯地」という

よくわからない石碑も建ってるねぇ。

 

尻屋埼の石碑と灯台

尻屋埼の石碑と灯台

 灯台は300円で入場できるので入ってみる。

 

尻屋崎灯台。300円払うと上まで登れる。

尻屋崎灯台。300円払うと登れる。

内部は128段の階段

上部テラスはかなり風が強い。

誰もいないと思ったら

70代の老夫婦がいた。

健脚ですねぇ。

 

尻屋埼からの眺望。寒立馬もうろうろ。

尻屋埼からの眺望。寒立馬もうろうろ。

土産物屋が灯台向かいに1軒あった。

食事もできるみたいだけど

誰も入ってないみたいだ。

 

尻屋崎のお休み処

尻屋崎のお休み処

 寒立馬は人慣れしてるのか

マイペースで草を食べている。

でかいし糞も大量に落ちている。

飼育員は見当たらない。

 

人や車のそばでも我関せずの寒立馬

人や車のそばでも我関せずの寒立馬

寒立馬は現在40頭ほどしかいない

寒気に強くて粗食に耐える農耕馬。

青森県の天然記念物になっている。

冬は閉鎖になってしまうので

寒立馬も別の場所で放牧される。

雪の中で立ち尽くす

寒立馬の写真を撮りたい

カメラファンも多いらしい。

この日は灯台そばで4頭見かけた。

 

尻屋崎の寒立馬

尻屋崎の寒立馬

さぁ、宿に向かおう。

 

本日の宿&飯&サウナ

今日は下北半島の付け根の

野辺地にあるまかど観光ホテル」。

 

青森市に向かう国道4号線から

わき道に入った向かいに

スキー場があるホテルだ。

なので周りは真っ暗。

店は全くない。

 

本日の宿、青森県野辺地にある「まかど観光ホテル」

本日の宿、青森県野辺地にある「まかど観光ホテル」

 到着時間が遅くなると思って

夕食取ってから来るつもりが

ナビの指示で裏道で来てしまったので

店が見つからない。

素泊まりにしてたので

チェックイン後に

野辺地の街まで飯屋を探しに行くことにする。

 

野辺地の飯屋

 宿で近場の飯屋を聞いたら

 

「一番近いのが回転寿司の『

 かっぱ寿司』、

 あとはラーメン屋さんですかねぇ」

 

ここまできて回転寿司もないしなぁ。

昼はラーメンだしなぁ。

 

とりあえず街中で探してみる。

しばらく肉を食べてなかったから

焼肉屋を探して行ってみたけど

コロナ休業。

だめだ。

 

その時「かつ」の2文字が見えた。

 

野辺地の「かつ亭」。

野辺地の「かつ亭」

暖簾はラーメン押しだけど

他に選択肢はないし

ラーメン以外もあるだろうと思って「かつ亭」に入店。

 

野辺地の「かつ亭」のメニュー

野辺地の「かつ亭」のメニュー

「かつ」を名乗ってるだけあって

定食も充実だ。

今日は「肉鍋定食」にしてみよう。

900円。

 

野辺地「かつ亭」の肉鍋定食。

野辺地「かつ亭」の肉鍋定食

味噌仕立てで中には

豚、豆腐、玉ねぎ、白滝、ナルト。

すき焼きみたいにして食べるのか

生卵付き。

丼飯に小鉢にお新香。

 

なつかしい味だ。

そして肉が多い。

味噌が甘いので

卵をつけると味が薄くなる。

このまま食べてもいいな。

車だから飲めなくて残念だ。

 

カウンターには

仕事明けの常連同士が

酒飲みながら歓談中。

うらやましい。

飛び込んで正解の店だった。

 

 

本日のサウナ

夕食後ホテルに戻ると

観光バスが2台着いていた。

宿はリニューアルしたんだろうけど

昭和の観光ホテルのムードが漂うかなりの大箱だ。

 

バス2台だと風呂が混むかもしれない。

早く入ろう。

 

19時頃大浴場に行ったら

これまた誰もいない。

ちょうど夕食の時間にあたったみたいだ。

コロナになってから日帰り客は受けていない。

 

「まかど観光ホテル」の大浴場入り口

大浴場入り口

 浴室に入ると硫黄臭が漂ってくる。

ここも天然温泉だ。

古いけど結構広い。

浴槽はヒバの木かな。

 

しかしだ、しかし。

 

水風呂がない

 

露天エリアにあるかと思ったら

温泉しかない。

サウナの後は水シャワーで代用かな。

一度温泉に浸かってからサウナに入った。

 

スチームサウナだ。

 

ドライじゃない。

温度計も時計もない。

もちろんTVもBGMもない。

温度は70℃くらいかな。

ショックで集中できない。

多分5分くらいで諦めた。

 

スチームサウナ(不明):5分 x  1

水風呂:なし

休憩:なし

合計:0セット 

 

かなりがっかりした。

HPには「サウナ」って書いたから

ここにしたんだけどなぁ。

よく見ると立ちシャワーもない

これだけ広かったら水風呂とか

外気浴スペースとか作れそうなのに

手が回らなかったんだな。

 

いろいろホテルに泊まってみると

宿のサウナに対しての姿勢が

わかるようになってくる。

 

北海道でも当たりはずれがあったけど

サウナがあるところは

必ず水風呂はあった。

今まで順調だったから

より一層残念だ。

 

本日の走行距離と御礼

本日の走行距離

本日の走行距離

今日のルートは

函館→大間埼→恐山→尻屋崎→野辺地

 走行距離は234.9km。

 

明日はもう1泊青森市で泊まって

今日のサウナリベンジをします(もともとの予定)。

 

その後はまた秋田の実家に寄ってから

来週東京に戻る予定です。

 

この「ひとり旅ブログ」の更新は

これでいったん終了にします。

 

拙い文、構成なのに長い間お付き合い

いただきありがとうございました。

天気にも恵まれ、

しかも無事故で回れたのも何よりよかったです。

 

考えたら出張で一人旅はあったけど

個人ではしたことはなかった。

しかも2週間強だ。

 

旅行の構想というか妄想は

1年前から温めてたけど

具体的な計画は9月に入ってからだから

バタバタでした。

そもそもコロナで行けるかどうかも

怪しかった。

 

こんなわがままを許してくれた

家族に感謝とお礼です。

 

ちょっと落ち着いてから

「北海道ひとりサウナ・温泉旅」の

まとめも上げようと思ってます。

 

あらためてお付き合い、応援、コメント、

ありがとうございました。

 

脱力。

 

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「北海道ひとりサウナ・温泉旅 まとめ篇」はこちら。

 

 

 

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