2020年10月16日(金)。
北海道ひとり旅14日目、
2週間経ちました。
今日は小樽→神威岬→洞爺湖。
ルートは日本海追分ソーランラインで
海側で南下です。
でも天気悪かったなぁ。
ちなみに13日目はこちら。
小樽にさよなら
昨日の小樽は晩飯を食べて
倉庫街をぶらついたくらいで
ほとんど見てなかったので
最後に天狗山に登って
小樽の全景を見ていくことにした。
坂道上って20分ほどで到着。
朝から晴れたり降ったりで
天狗山に着いたときは雨。
遠くまでは見えなかったけど
こうやってみると
小樽って山に囲まれてるし坂の町なんだなぁ。
北一硝子エリアも見てなかったので
車で通ってみた。
写真は撮ってないけど
ここが女子には刺さるんだろう。
しかしこの一帯の
ほとんどの店が北一硝子の系列だってのがすごい。
さぁ、今日は積丹半島回って南下だ。
神威岬へ
当初は積丹半島はスルーして
小樽から内陸ルートで
洞爺湖に行こうか思っていた。
でも距離は100kmちょっとだ。
最近の走行距離からしたら物足りない。
もっと寄り道してもいいと思って
積丹半島周りで行ってみよう。
「日本海追分ソーランライン」というらしい。
余市からは一時内陸に入るけど
その後はひたすら海沿いを走っていく。
海岸まで山地が迫っているから
ほとんど平野がない。
トンネルだらけだ。
海沿いに出ると景色がいい。
こんな感じです。
雨だけど。
雨が急に強まったり
青空が出てきたりで落ち着かない天気だ。
小樽を出て2時間ほどで神威岬に到着。
駐車場には車が10台ちょっとだった。
雨も止んで青空も出てきた。
でも風が非常に強い。
先端までは
駐車場から歩いていくしかない。
詳しい案内板もあった。
「チャレンカの小道」というらしい。
強風の時は閉鎖される。
この日も風強かったけどゲートは開いてた。
先端まで30分ほどだ。
風が強いけど行ってみよう。
まずは最初の見どころ
「女人禁制の門」が出てくる。
昔の言い伝えから
この先は「女人禁制」が
明治時代まで続いていた。
この先は切り立った
細長い崖のような感じで
両側に日本海が見える。
こちら岬の左側。
こちらは右側。
波は穏やかで先には積丹岬が見える。
先端の灯台が見える。
アップダウンが激しい
この尾根を進んでいく。
楽な道ではなさそうだ。
階段もあるけど
ぬかるんでるところもある。
足もとを見ながら進んでいくしかない。
歩き出して5分ほどしたら
道全体に広がっている水たまり。
スニーカーを濡らしてまで
進まないといけないし
帰りも通らないといけない。
風はどんどん強くなる。
結局途中で引き返すことにした。
やっぱり簡単には
人を寄せ付けてくれなかった。
神々しさ強かったなぁ。
しかしこの先まで道を作って
灯台作るのは大変だったろうなぁ。
最後にもう一度振り返る。
天気が良かったら先まで行ってみたい。
昼はまた寿司屋
神威岬の駐車場には
土産物兼飯屋があったから
ここで食べようと思ったら
「今年度の営業は終了しました」の張り紙。
まだ10月半ばなのに。
飯屋がありそうなところまで
移動しよう。
ちらほらと集落はあるけど、
ほとんどが寿司屋。
昨夜も寿司だったけどしょうがないな。
途中で店の前に車が止まっている
寿司屋を発見。
客がいるっていうことだ。
食える時に食っておかないと
先がわからないから
ここに入ります。
初老の大将と女将が
カウンター内にいる。
先客は2組いた。
カウンターに着座。
選択肢は握りかちらししかない。
昨日と変えて「ちらし」で。
せっかくなんで「上」にしよう。
普段の生活じゃしないよなぁ。
貝類詳しくないけど、
アワビやとり貝にホタテ。
中トロ、はまち、鯛、
ぼたん海老にいくらなど。
すごいなぁ。
2800円。
ビールと一緒にやりたかった。
思い出したので雷電温泉へ
この後内陸に入って
洞爺湖に向かおうと思ったけど
地図に「雷電(らいでん)温泉」ってのが出てきた。
大昔、中学の修学旅行で行った場所だ。
当時は洞爺湖に行く予定が
直前に有珠山が噴火したこともあって
急遽振り替えた場所が
「雷電温泉」だった。
「素晴らしいところ」
という印象は全くなく
ただ懐かしかっただけだ。
ちょっと遠回りになるけどそ
ばまで来たから寄ってみよう。
泊原発PR館
ソーラン街道を進んでいくと
「泊村」の表示だ。
そういえば北電の泊原発があるな。
原発PR館が出てきた。
トイレついでに寄ってみよう。
なんかスーパー銭湯みたいな
造りだけど風呂はない。
ちなみに駐車場には車はゼロ。
入り口には赤いユニフォームの
コンパニオンが3人もいる。
手の消毒と体温チェックを促されて
「緊急時連絡先」の記入もしてくれと。
「なんで必要なんですか?
事故あった時用ですか?」
と聞いたら
「コロナ発生時の対応のため」
とのこと。
客は俺だけだ。
ここじゃ発生しないと思うけどなぁ。
原発のそばを通ると
高いフェンスとか
物々しい雰囲気になるけど
ここからは原発施設は見えないし
なんかまったりしている。
しばらく走って振り返ると
海越しに原発が見えた。
なんか迫力ないなぁ。
天気悪いしうすら寒い雰囲気放出。
雷電温泉到着
泊原発から30分ほど
海沿いを走ってついに到着。
このへんです。
おお。
廃墟だ。
取り壊しもせず放置プレイ。
道路も駐車場も草ぼうぼう。
この裏にもう1軒温泉宿が
あったけどここも廃墟。
「雷電温泉郷」は全滅だった。
そもそもここは
「温泉街」ではなかった。
すぐ目の前は「ソーランライン」と
日本海の荒波だから
宿から外に出る気は起きない。
このあたりは源義経がモンゴルに渡って
チンギス=ハンになったという
「義経伝説」が残っている場所で
お供の弁慶関連の史跡というか
伝説スポットもいくつかある。
このように目の前は日本海の荒波、
背面は山という
まさしく追い込まれた場所だ。
ここでは寝泊まりしたくらいの記憶しかなく
修学旅行には向いてないよなぁ。
有珠山の噴火で
急遽宿の変更になったんだろうけど
何故ここだったのか
あらためて理解ができない。
北海道だしほかに選択肢が
たくさんあったはずなのに。
そろそろ洞爺湖に向かおう。
また寄り道でニセコ
下道で行きたかったので
泊村方面に戻ることにする。
途中で「ニセコ」の文字が
案内図に出てきた。
そういえばニセコには
行ったことがない。
冬はパウダースノーで
外国人にも人気が高いリゾートエリアだ。
「湖があるところ」
と思っていた場所だ。
1時間ほど走って「ニセコ駅」に到着。
余市駅よりスカスカのダイヤだ。
駅前は他と同様、人通りはないけど
ハロウィンに向けて
大量のかぼちゃのディスプレイだ。
移住してきた欧米人が多いらしく
盛り上げてるんだろうなぁ。
別名「蝦夷富士」の羊蹄山も近づいてきた。
山頂部は雲に覆われている。
今日は寒いし天気も悪い。
北海道入って2日目以来の本格的雨だ。
今度こそ洞爺湖に向かおう。
本日のサウナ&宿
今日は「洞爺湖万世閣レイクサイドテラス」。
昭和型温泉リゾートホテルだけど
いろいろ大改築したらしい。
そういえば2週間前の
北海道1泊目が「登別万世閣」だった。
16時過ぎに着いたら
フロントは20名ほどのチェックイン待ち。
今日は金曜だしGoToクーポン使って
観光客も戻ってきてるんだろうな。
まさしく洞爺湖沿いに建っているので
テラスに出ると湖が目の前だ。
雨は止んだけど山頂部は雲隠れ。
さぁサウナに入ろう。
時間別に男女の風呂が入れ替わる。
日帰りは1100円だ。
サウナ(75℃):10分 x 3
水風呂(17℃):15秒 x 3
休憩:10分 x 3
合計:3セット
サウナはコロナシフトで6名が定員。
露天の日本庭園が見える
全面ガラス張り。
優雅なムードだ。
TV、サウナ計、砂時計はないけど
壁掛け時計はある。
ここは5分づつ自動的に
ロウリュウ液が
サウナストーンにかけられる。
75℃と低めでロウリュウの蒸気もまったりと
体にまとわりついてくる。
「熱波来襲」ではない。
やさしい。
水風呂は露天エリアにある。
水温計はないけど多分15℃くらい。
冷たいと10秒で足が痛くなってくる。
15秒が限界だ。
ここは10分サイクルで
天井から冷水滝が落ちてくる。
日本庭園の露天エリアは
広くて外気浴も心地いい。
20時45分からは目の前の洞爺湖で
ボートから打ち上げられる
花火ショーが開催されてた。
濁り湯の天然温泉もあって優雅に脱力。
温泉地の飲食店街は
ハズレケースが多いから
今日は夕食付きの宿泊。
内容は割愛。
本日の走行距離
14日目は
小樽→神威岬→神恵内→泊→
雷電温泉→ニセコ→洞爺湖で263.2km。
↓の⑭のルート。
あんまりネタがないと思ってたら
いろいろ回ってた。
明日は「道南エリアの首都」
函館に向かいます。
いよいよ旅も終わりに近づいてきた。
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15日目はこちら。