2022年10月1日(木)。
北海道ひとり旅13日目です。
今日は札幌→小樽→余市→小樽。
余市のメインイベントのために
小樽でいったん車を置いていきます。
あとは公共交通機関に頼ります。
ちなみに12日目はこちら。
小樽から余市へ
札幌から1時間ほどで
小樽に到着。
このあと余市に向かうつもりだけど
車に乗っていけない。
電車があると思ったら
ちょうどいい時間のものがない。
小樽駅の目の前に
北海道中央バスのターミナルがあって
そこから余市行きが出ている。
JRと同じ運賃だしバスで行こう。
余市到着
「高速バス」となっていたけど
高速道路は(多分)走らず
停留所を飛ばしていくタイプだ。
30分ちょっとで余市駅そばの停留所に着いた。
駅前はシャッター化した
お店もあるけど
海産物屋や現役営業中もある。
ちょうど12時なので昼飯だ。
小樽、余市あたりは稚内と同様に
地域おこしで「あんかけ焼きそば」に
力を入れている。
「炒麺(ちゃーめん)」という。
調べたら駅近においしいと
書き込みの店があったので行ってみた。
余市駅前「せいちゃんラーメン」
「ラーメン」を打ち出しているけど
「炒麺」が人気らしい。
駅から3分ほどの
基幹通り沿いに構えている。
結構な老舗感が滲み出ている。
店内はテーブル2卓と
物置状態のカウンター。
マスターと奥さんの2人で回している。
店内も外観の雰囲気を踏襲している。
今日は車を置いてきたから、まずはビール。
この旅始まって初めての昼ビーだ。
うまい。
そして「炒麺」(750円)を発注。
結構な量だ。
具は豚、以下、海老、白菜、
キャベツ、玉ねぎ、人参、
きくらげ、さやえんどう蒲鉾に
スライスゆで卵。
あと紅ショウガ。
餡もとろみがいい感じで濃厚。
麺は中華麺を茹でてから
焦げ目がつくまで焼きつけている。
本格的で美味い。
ビールと合わせて1250円也。
ちなみにトイレは
汲み取りスタイルだから
苦手な方は他店へどうぞ。
工場見学
そして13時半から
今日のメインイベントの工場見学だ。
余市と言えば「ニッカ余市蒸留所」だ。
ウィスキーの試飲付き。
見学は無料だけど
現在は予約制になっている。
毎月15日に翌月の予約を受け付けている。
場所は余市駅から徒歩3分。
ほぼ真向いに見える。
まるでスコットランドにあるような
重厚な石造りだ。
予約の30分前に着いたけど
受け付け開始は15分前から。
しょうがないから駅前をブラついて時間調整。
中に入ると外観と同じく
石造りの建物がたくさん建っている。
ここでは糖化と蒸留工程と
貯蔵の前工程がメイン。
瓶詰などの最終工程は別工場でやっている。
工場内の建物のほとんどが貯蔵庫らしい。
ちょうど蒸留のために
窯に石炭をくべていたけど
毎日やっているわけではないとのこと。
ガイドの案内付きで
30分の見学の最後に試飲がある。
飲めない人はお茶になるけど
ここはもちろん「余市」で。
1人1杯までだ。
もっと飲みたかったら
別棟の「ウイスキー博物館」で
1杯300~1000円の有料試飲をやっている。
ここでは「竹鶴ピュアモルト」で。
久しぶりにストレートで飲んだけど
体がしびれるほどのふくよかさだ。
博物館内にはニッカの歴史や
懐かしいの広告の展示もしている。
オーソン・ウェルズ、ロッド・スチュワートや
ポール・アンカも出ていたなぁ。
蒸留所内にはこの他に
レストランやここでしか買えないお
土産コーナーもある。
製造工程見学としては
見どころが少ないけど
この試飲とお土産コーナーと
博物館だけでも
電車代をかけてくる価値はあるな。
小樽へ
見学終わってタイミングが合ったの
で電車で小樽へ戻る。
30分ほどで小樽に到着。
バスと同じ440円だった。
夜はすし屋で
今晩は知人の紹介で地場のすし屋に。
小樽の駅近のアーケード街「都通り」から
ちょっと入った路地にある。
ちなみに都通りはこんな感じ。
17時くらいでシャッターも締まって
閑散としていた。
向かったのは「みよ福」。
この旅で初めてのすし屋だ。
これまた風格ある外観だ。
カウンターと小上がりの
コンパクトな造り。
まずはビールとつぶ貝にシャコを切ってもらう。
隣の70代と思しき
常連の爺様と話し出す。
この旅入って初めての飲みながらの会話だ。
爺「よく来るんですか?私は神戸からですけど」
俺「東京です。
今北海道回ってるんですよ。
大将との話で常連さんかと思ったら兵庫からなんですね?」
爺「や、神戸です、神戸。」
横浜人同様の神戸人プライドがほとばしる。
「月に1,2度魚食べに来るんですよ。
小樽はこの店で魚を食べて
札幌では牛肉。
もう年金生活だけどやめられないですよ」
てな話をしながら酒も進む。
最後に握ってもらおうと思って
壁のメニュー見たら
これは「特」だな。
ちなみに「生」はなんだろう?
大将に聞きそびれた。
握りが登場したけど爺と話してたら
写真を撮り忘れてしまった。
確か、中トロにぼたん海老、
ウニ、いくら、貝など。
これで2000円。
ものすごくお得だ。
酒3杯に刺身と握りで5700円。
この店アタリだ。
地元の常連も結構来てたしなぁ。
小樽の夜
すし屋を出てから
「倉庫街」をまだ見てなかったから
寒かったけど行ってみた。
ライトアップされてるけど
人がいない。
19時半頃だけど
店もあんまりやってない。
エリア間違ったんだろうか。
コロナの影響なんだろうなぁ。
宿に戻る途中
廃線路が残っているところに出くわした。
ここもライトアップされてるけど
人がいない。
そもそも店がない。
いい風情だけどなんかもったいないなぁ。
まぁ、寒いし宿に戻ろう。
本日のサウナ&宿
今回の旅で3つ目の
ドーミーイングループの宿、
「ドーミーインプレミアム小樽」。
小樽駅真ん前だ。
通常とプレミアムの違いは
よく分からないけど安心のクオリティだ。
温泉、露天風呂、サウナ、水風呂完備。
サウナ(95℃):8分 x 2、10分 X 1
水風呂(17℃):1分 x 2
休憩:10分 x 3
合計:3セット
サウナは詰め詰めに入って
6名が限界の広さ。
TV、サウナ時計ありだ。
95℃と他より高めの温度設定。
水風呂は水温計はないけど
多分17℃くらい。
2人は厳しい広さだ。
露天エリアに
外気浴用椅子もあってそこで休憩。
浴室は2階なので強い風は入りこまず
ゆっくりととのえる。
サウナに1セット目入った時に
1名先客がいて顔を見ると
さっきの「みよ福」で話した爺様だ。
北海道来るときは
「ドーミーイン」が定宿だそうだ。
現役時代は外資系旅行会社の
お偉方だったらしく
今回はGoToのクーポン使って
神戸からの飛行機が7000円以下、
宿も35%引きとのこと。
昨日は「ニッカ余市見学」に
アポなしで行ったけど入れなかったとのこと。
「昔はぶらっと行って入れたのになぁ」
と悔やんでいた。
さっきまで寿司屋で一緒に飲んだ隣の人が
今度はサウナで裸になって話してる。
こんな偶然も旅の醍醐味だな。
おかげさまで今日はたくさん話せた。
脱力。
本日の走行距離
13日目は
札幌→小樽で44.5km。
↓の⑬のルート。
今日の運転は朝の1時間だけで
あとはバスと電車。
明日は洞爺湖なので
300kmくらいになりそうです。
ひきつづきよろしくです。
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14日目はこちら。