今回は今から50年以上前の名盤2つの
アルバムジャケを掛け合わせた
エクセル画を描いた話。
【はじめに】エクセル画ってどんなの?
「エクセル画」というと
エクセルのマス目に色を付けて描いていく
「ボクセルアート」、「ドットアート」を
イメージする人が多いですが
自分はエクセルに搭載されている「描画ツール」から
曲線や円、四角の基本図形やフリーハンドを使いながら
シートの上に線を描いて
それに色を乗せて積み上げて描く方法でやってます。
こんな感じです。
エクセル画に腰を入れて描き始めてから
もう10年以上たちますが
ペンタブはどうも扱いづらくて
ずーっとマウスを使て描いてます。
かなりの変態画法ですがおつきあいください。
なかなか調子が戻らない
10月に2度ぎっくり腰をやってから
長時間座ってエクセル画に取り掛かる体力と気力が
なかなか戻ってこない。
11月に入ったら
そろそろ酒場とか町中華とか建物系を
描こうかと思ったけど
ちょっとヘヴィすぎて軽めなものから手を付けることにした。
手数がかからないものは
衣類を付けていない「動物もの」がライトだ。
ここ最近音楽ものが多かったから
有名ジャケットの動物から始めてみよう。
牛でいこう
犬や猫は今まで描いてきたから
違ったものがいいなぁ
と思ってたらバラエティ番組のBGMで
ピンク・フロイドの『原子心母』が流れてきた。
こちらそのアルバム。
これだ。
この牛だ。
早速描いてみることにした。
若い人には全くピンとこないと思うけど
1970年代に流行った
プログレシッブ・ロック(以下「プログレ」)の
大物バンド、ピンク・フロイドが
1970年には発表したアルバムが『原子心母』。
原題が"Atom Heart Mother"で
それを直訳した邦題。
わかりそうで難解なタイトルで
その後のプログレの世界観の礎となっている。
タイトル曲は20分を超える組曲で
当時は難しい顔しながら聞く筆頭候補だった。
楽曲はこれ。
長いよー。
シングル受けじゃないこの曲のおかげで
アルバムが大ヒットして
ピンク・フロイドは世界的ブレイクにつながる。
何があるかわからないもんだなぁ。
で、そのジャケに使われてた
「世界で一番有名な牛」
をリハビリ案件で描いてみた。
エクセル画で牛
おーっ
自分で描いておきながら
なんだかきまってるねぇ。
でも芝生周りは細かくて
描くのは端からギブアップ。
手抜き癖が染みついてるなぁ。
でもこのままだと
牛を描いた風景画になってしまうので
もうひとひねり加えたい。
できればあまり手をかけたくない。
ありものを使いまわすのもアリかと
思いついたのがこれ。
この背景に牛を乗せてみたらありかも。
同じ1970年のイギリスだし。
そして出来上がったのがこれ。
エクセル画のスペック
2021年11月制作。
お気づきの方も多いかと思いますが
牛の模様は日本列島からのインスピレーションです。
パーツ数1220。
圧倒的に背景に手がかかっている。
コピペだけど。
もうなんだかわからない状態。
ちなみに牛だけだと
パーツ数96。
シンプルです。
エクセル画ざっくり作画過程
最後はエクセル画が出来上がるまでの
ざっくりの経過。
初日
2日目
3日目
4日目
エクセル画バーチャル額装版