久しぶりに街を徒歩で移動しながら飲酒巡業する
「せんべろウォーク」。
今回は江戸川区は西葛西から北上していきます。
インディアンタウン西葛西スタート
直近のせんべろウォークは7月のクソ暑いさなかに
酒好きの聖地、小岩~新小岩だった。
今回は江戸川区でも比較的マンションが多くて
民度が高そうな感じの西葛西スタート。
でもここはいつの間にかIT系企業に勤める
日本で最大級のインド人コミュニティがある街になっている。
駅前周辺しか見てないので、
インド料理店とかインド人は思ってたより少ないけど
ターバン巻いてる方はちらほらと見かける。
ウチの近所では見かけない本格派に遭遇できる街だ。
学生時代に友人が住んでいた時以来だから
30年ぶりくらいの再訪。
別に西葛西スタートじゃなくてっもよかったけど、
夕方開店のメインイベントの店まで比較的行きやすいのと
昼から飲める酒場があるとのことで
とりあえずの西葛西から始めることにした。
13時 西葛西「立ち呑 待夢」
駅北口のロータリー抜けてと徒歩数分で
昼から赤ちょうちんが灯っている店を発見。
ここで連れと合流。
「大衆酒場 立ち呑 待夢」。
「たいむ」と読むらしい。
営業時間は定休日無しで毎日昼12時からスタート。
「立ち呑」はセンターのコの字カウンターだけで
壁側やテラスのテーブルには椅子もあって座れる。
こっちは体力温存のため、着座で飲酒開始。
第3のビールじゃなくて、サッポロ黒ラベルが中で350円。
安くてうまい。
つまみは200~300円台がほとんど。
写真忘れたけど、ここでは戻りカツオ刺し300円とメンマ200円とか。
チューハイは200円。ここでは生2杯にお茶割り1杯にしておこう。
ちなみに注文の都度精算のキャッシュオンデリバリー型なので
いくら払ったかよくわからなくなるけど
たぶん1500円位だったと思う。確かお通しは無かった。
近所に欲しい店だ。
主役の酒場は16時半開店なので
ここはいったん〆て
近所を散策しながら隣の葛西駅に移動する。
ここまでのルートは歩きでこんなかんじ。
15:00 葛西「串カツ田中」
16時半開店の店は都営新宿線の一之江駅が最寄り。
歩くと遠いけど、葛西駅からバスが出ているみたいなので
隣駅に移動。東西線で180円
葛西駅の高架下にあるメトログルメンターにある
オリジン弁当にイートインコーナーがあって
そこでおかずを買って飲めるらしい。
しかし、行ってみると、酒は置いていないとのこと。
持ち込みもダメみたいだ。
あと1時間つぶさないといけない。
ちょうどオリジンの向かいの「串カツ田中」が開店した。
出来ればチェーン店酒場は避けたかったけど
サク飲みできそうなところは見当たらないので
ここにお邪魔する。
なんと18時までハッピーアワーで
ジムビームハイボールかレモンサワーが
18時まで99円(税込み)。
これまた安い。
揚げ物を食べると次に影響が出るので
タコ焼きにした。
こちらセルフ調理で700円。
具はタコと紅ショウガのみ。
青のりも鰹節もマヨネーズもすべてオプション。
ここではハイボール2杯にして、お通し込みで1人800円ほど。
せんべろだ。
そろそろバスの時間なのでここは撤収。
16時30分 主役、一の江「大衆酒場カネス」
葛西駅からバスに乗って、江戸川区は一之江駅方面に北上。
ここから先は未踏の地。
今までは小岩あたりでお茶を濁していたけど
この先はセンター・オブ・江戸川区。
まさしくディープ・ゾーンだ。
新小岩行きの都バスに乗って一之江五丁目のバス停で下車。
15分ほどだった。210円。
バス停から直ぐのところにらしき建物が見えてきた。
16時20分頃着いたけど、シャッターは全閉。
開店の兆しはない。
よく見るとシャッターが5㎝ほど空いていいて
隙間から明かりが見える。
16時半ちょうどにシャッターが空いて大将らしき方が
暖簾を出してくる。
そしてもう一本の暖簾。
とどめに
「中華そば カネス」の赤提灯。
準備完了だ。
結局一番乗りで入店だ。
燻されている「カネス」の店内
左手に巨大コの字カウンター。
10人以上は座れそうだ。
右手には4人掛けテーブルが2卓。
天井と壁はいい色に燻ぶられている。
ここではガッツリ飲る
大将が一人で厨房とホールを対応している。
まだTVもついていないから無音状態。
無口で無骨な感じでちょっと緊張感が漂う。
白髪になった高倉健みたいな感じだ。
まずはこの日何本目かのビールからスタート。
キリンラガー大瓶700円。
プレモルのお呼びではない。
この風情のお店は、お通しがないところがほとんどだ。
ここでもつまみは好きなものを頼める。
まずは、煮込みと白菜漬けにぶつ切り、そしてメンマ。
女将登場
5分ほどしてからエプロン姿の女将が登場。
「どこから来たの」
と話しかけてくれるし愛想がいい。
TVもつけてくれるし100ルクスぐらい店内が明るくなった感じだ。
最初に頼んだ煮込みが出てないことを言ったら
女将がカウンター真ん中にある煮込み鍋台から
ささっと盛り付けてくれた。
あー、あそこで仕込まれてたんだ。
店内はこんなかんじ。
うろ覚えでエクセルで描いた見取り図です。
煮込みが揃ってスターティングメンバが勢ぞろい。
煮込みはフワも入った醤油味の王道型。
ぶつ切りは、マグロのブツだ。
ちょうど『2023 NPBドラフト会議』が始まったので
チャンネルも変えてもらった。
阪神タイガースは青学の下村を一本釣りできた。
夕方からTV見ながらコの字カウンターで飲れる。
じゅうぶんしあわせだ。
「カネス」の歴史
常連もちらほら増えてきたけど、ドラフト会議に夢中だ。
皆さん昭和世代だ。
落ち着く。
TVの脇には古い写真が飾っている。
「カネス」は昭和7年創業で今年で91年目の超老舗とのこと。
右から2枚目の写真は戦前の「カネス」の外観写真。
茅葺屋根で周りは田園地帯のようだ。
その隣は戦前まで走っていた城東電車という市電で
店の前を走っていたとのころ。
外観から「マッチ箱電車」の愛称だった。
昭和の塊が残っている。
この風情だからTVのロケでも使われていて
『酒場放浪記』やBSテレ東でやっていた『今夜はコの字で』でも
取り上げられたらしい。
冷蔵庫の上にはその色紙がどさっと置かれている。
〆はワンタン
まだ飲み足りなかったのでホッピーを追加(500円)。
ここではグラス+焼酎+ホッピーのセルフミックス型じゃなくて
完成形=RTD(Ready To Drink)スタイルで供される。
氷入ってないから三冷なのかもしれない。
そして〆には赤提灯にも書いていた中華そば。
にしようと思ったけど、結構腹パンになってきたから
ここはワンタンで。
(↑写真忘れたので食べログの写真にリンク張ってます)
シンプルな醤油味にスタンダードの具材。
おなかにやさしい〆だ。
今度はラーメンで〆てみたいなぁ。
2時間近く滞在で二人で6000円弱。
最後にカネスの女将をハイブリッド型エクセル画で。
こんなに若くなかったような気がするけど、
絵なんで盛ってます。
帰りは目の前のバス停から平井駅行きが来たので
それに乗車。210円。
まとめ
この「せんべろウォーク」をまとめるとこうなる。
(料金は一人当たり)
①13時00分 西葛西「待夢」 1500円
②15時00分 葛西「串カツ田中」 800円
③16時30分 一之江「カネス」 3000円
飲み代は5300円。
今回は電車、バス漬けだったので交通費が発生。
西葛西→葛西(JR) 180円
葛西→一之江(都バス)210円
一之江→平井(都バス)210円
交通費600円
総額は5900円。
交通費入れて1軒当たり約2000円。
仕上がりは2せんべろコースだった。
本当はこのあと平井でもう1軒
町中華に行ったんだけど、
写真撮ってないしよく覚えていないので割愛です。
皆さんもお体に気を付けて飲酒活動をなさってください。
おつきあいありがとうございました。
酩酊。