今回は九州・福岡は久留米にある
角打ち「ことぶきや酒店」の
激渋酒場レポート。
ガチのエクセル画ありません。
写真にゆるエクセル画のハイブリッド仕様です。
30数年ぶりの久留米
仕事がらみで福岡へ。
コロナ禍以降、3年振りだ。
そして今回はちょっと足を伸ばして、飲むためだけに久留米へ。
九州新幹線で博多から2駅20分。
自由席なら1700円ほど。
ここは最初の会社の新卒研修で
2週間滞在して以来だから30数年ぶりの再訪だ。
しかし駅舎も駅前もリニューアルされて全く覚えていない。
駅前には新卒時にお世話になった会社の
巨大タイヤが引き続き展示されている。
研修で監禁された工場も駅前にあったはずだけど
改装中なのか見当たらない。
JR久留米駅前は拍子抜けするほど店がない。
もう一つの巨大ステーション西鉄久留米駅は
歩いて30分弱。
そっちの方が賑やかそうだ。
とりあえず歩いて行こう。
ディープ臭濃厚な「文化街」へ
15分ほど行ったところの久留米市役所近くに
昔行った記憶がある歓楽街「文化街」があった。
17時ころに着いたけどほぼシャッター街。
場末臭が漂っている。
どうも夜遅い街みたいだ。
30分くらいしたら1軒の焼き鳥やに灯がともった。
久留米焼き鳥の老舗「九十九」
久留米はやたら焼き鳥屋が多い街らしいので
とりあえず入ってみよう。
一人だったからカウンターに着座。
とりあえずの生とお通しは生キャベツ。
串物のオーダーは伝票にセルフ記入するスタイルだ。
みなさん黙々とメニューを睨みながら
下向きで書き書きしている。
「ヘルツ」「センポコ」と聞いたことない部位も多い。
もともとはドイツ語由来らしいモツパーツとのこと。
2軒目も考えて抑えめにオーダー。
こちら発注票。
久しぶりの鉛筆書きでよれよれな字だ。
そして焼き物登場。
塩タレお好みで選べる。
ここはすべて塩。
レモンサワーを追加。
ちなみに九州では「緑茶ハイ」はほとんど見かけなかった。
お茶割りは「ウーロンハイ」が主力らしい。
いつのまにか予約や常連客であっという間に埋まってきた。
〆て1910円。
やすっ!
このあともう一つの繁華街、
「六ツ門」エリアに
マップとかすかな記憶を頼りに向かう。
センター・オブ・久留米「六ツ門」
文化街から歩いて10分ほどで
久留米の中心地「六ツ門」(むつもん)に到着。
アーケード街やショッピングセンターらしきものはあるけど
19時前で人出はまばらだ。
クリスマスムードのLED照明が寒々しさを煽ってくる。
確かこのアーケードの裏通りに
研修時代に同期と飛び込んだ角打ちがあったはずだ。
おー、あった。
多分この店だ。
「ことぶきや酒店」。
角打ち「ことぶきや酒店」
とりあえず飛び込んでみよう。
左手にライト客主体の立ち飲みカウンター、
右は小売りコーナー。
奥には炙り物もできる火鉢があるテーブルもあるけど、
常連しか入れなそうなディープな雰囲気が漂っている。
↓がおぼろげな記憶でエクセルで描いた店内見取り図。
その間の非武装中立地帯に
女将さんがレジ前に構えている。
机には黒電話に料金早見表に計算用紙とか諸々。
昭和シフト全開。
19時くらいでサラリーマンがじわじわと増えてきた。
まずは氷結グレフルと乾き物を取って、
手前のライト立ち飲みテーブルに陣取って
女将さんに話しかけてみる。
ちなみに会計は卓上の早見表をもとに
女将さんが計算して都度払い。
自己申告まとめ払いもOKみたいだ。
女将の昭和トーク
女将さんの実家は博多で
結婚で久留米に来たとのこと。
ここは久留米の中心地だけど
(福岡の三越)岩田屋も撤退するし、
個人店も閉店したりで元気がないと嘆いてた。
博多の天神も再開発で様変わりで、
昔は平和台球場があって
稲尾、中西、豊田の西鉄ライオンズ
全盛期の高度成長期を懐かしんでいた。
アウェイ一人飲みだけど、
女将さんの話がいいつまみになって氷結もう1本。
最後に「宣伝しといてね」と女将さんの写真OKのお言葉。
最初は眼光鋭かったのが
マスクを取ればステキな笑顔だ。
新参者にも優しい角打ちだった。
〆て440円。
500べろだ。
女将のゆるエクセル画
このあと隣のお兄さんに聞いた
ここから10分ほどの西鉄駅前のラーメン屋に寄ってみる。
戻りは西鉄で天神まで1時間弱。
いい夜だ。
次はいつ来れるかなぁ。
最後に女将のゆるエクセル画で。
酩酊。