今回は前回の『ゴッドファーザー』つながりで
ヴィトーの息子でアル・パチーノが演じる
マイケル・コルレオーネをエクセルで描いた話。
ちなみにヴィトー・コルレオーネ篇はこちら。
『ゴッドファーザー』連投
前回あげた第1作目『ゴッドファーザー』の主役、
マーロン・ブランドが演じたヴィトーに続いて
次作以降の主役になるアル・パチーノが演じた
三男マイケルがエクセル画で登場。
↑は第1作目で父ヴィトーを襲撃した敵対組織に
マイケルが復讐に向かう場面だ。
三男坊でマフィアの跡継ぎの予定ではなかったのに
鉄砲玉の長男が殺され、
脇が甘い役立たずの次男では心もとなく
結局2代目「ドン」になってしまうマイケル。
裏家業のビジネスを合法化し拡大しようとするも
敵対勢力や身内の裏切りで 窮地に追い込まれていく。
クセが強い役者
アル・パチーノはとうじはほぼ無名だったけど
この映画でブレイク。
その後の『ゴッドファーザー』シリーズ2本では主演。
他にもキューバ系ギャングを演じた『スカーフェイス』や
一匹狼刑事の『セルピコ』、『ヒート』。
アカデミー主演男優賞を取った盲目の退役軍人の
『セント・オブ・ウーマン』など一筋縄ではいかない
クセが強そうな役どころを演じたら
右に出る者はいない存在感がある。
最近ではタランティーノの
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で
インチキ臭い映画プロデューサー役で
イイ味を出して登場している。
エクセル画のスペック
2021年4月制作。
場面は『ゴッドファーザー PART II』で
名実ともに組織のボスになり
冷徹さに磨きがかかってくるけど
家族や仲間から距離を置かれ孤立していく頃だ。
パーツ数237。
過去の経験から
「男前は描きにくい」ってのがあるけど
予想に反して顔周りはスムーズにいけた。
やっぱり「手」が一番「手がかかる」し面倒かなぁ。
でもヴィトー篇同様
光と影のメリハリが効いているものは
描いてても楽しいし好物だな。
今回はたまたまできた新タイプのドット版もあげときます。
なぜいまごろ
『ゴッドファーザー』は前から描こうと思ってたけど、
酒場やサウナを描いてたりでしばらく放っていた。
しかし、今から30年ほど前の
『ゴッドファーザー PART III』が
なんとオープニングとエンディングを再構成した
『最終章:マイケル・コルレオーネの最期』として
2020年12月に発表。
アメリカでは劇場公開もされたらしいけど
日本では映像ソフトのみでの販売でひっそりリリース。
そんなこともあって
この映画のネタのニュースも
見かけることがあったので
いまさらながら着手した次第だ。
『ゴッドファーザー PART III』は
マフィアとバチカンの癒着、
腐敗をテーマとした重く陰鬱なムードで充満。
監督コッポラの実娘のソフィア・コッポラが
マイケルの娘メアリー役で出てたりで
「身内びいき」ともみられ評価は芳しくなかった。
しかしこの『最終版』は
アル・パチーノや出演者からは
「よくなった」
と好評らしい。
そりゃそうだわなぁ。
そういいながら自分はまだなので
腰据えて観てみよう。
おつきあいありがとうございました。
