今回は模写もの。
しかも
をエクセル画で模写した話。
タダ酒にそそのかされて描いてしまったものだ。
国宝模写
この屏風画は江戸時代の画家、
久隅守景が17世紀ごろ描いた屏風画。
オリジナルは2曲1隻。
親子3人が月を夕顔棚の下で
エクセル画には描ききれてないけど
月を見ながら夕涼みしてる情景だ。
TVやネットがない時代は
のどかで優雅な風情だねぇ。
これぞ
「起きて半畳、寝て一畳」
の世界だなぁ。
なんで屏風画？
以前デ・キリコの油絵を模写したけど
これも同じ知人からの依頼で描いてみた。
デ・キリコより、こっちのほうが先に描いたものだ。
きっかけは例のごとく
「酒ごちそうしますよっ！」
の甘言にそそのかされたから。
でも模写ものはこれが初めてだし
全く自信なかった。
「できなくても、
安い酒ならごちそうしますよっ！」
の追い打ちで、納期決めずに着手。
エクセル画のスペック
2013年9月制作。
合間みながら
乗り気になったときに
ちまちま描いたから
着手してから2カ月かかった。
水墨画の濃淡のタッチや
色褪せ感はかなり難しかったなぁ。
特に夕顔棚だけで半月かかったと思う。
今までは
フリーハンドの線だけで描いてたけど
それだと濃淡感は出せない。
太めの曲線は縁だけ書いて
中をグラデーションで塗りつぶし。
これを延々と繰り返す。
同じ形がないから
コピペで対応でのごまかしはできない。
ゴザの網目もパーツ数の半分は費やしてるな。
本当はオリジナルのように
左側に月を書こうと思たけど、
依頼主が
「スマホ待ち受け用にこの画角で縦型で」
のオーダーなので右側のみで作画
パーツ数406。
本当はお蔵入りだった
オリジナルの淡い水墨ワールドは
俺の技量じゃなかなか出せない。
なんか漫画っぽいもんなぁ。
依頼主にデータで納品して
約束通り
酒ごちそうしてもらったし
自信作でもないから
そのまま自分でも
スマホの待ち受けにするぐらいで
ブログやSNSでのUPすることを
放棄していた。
しかし
今まで描きためた
エクセル画がこれで枯渇。
2019年8月25日から
「エクセル画廊」を始めて
54日連続でブログをアップしてきたけど
連続記録はこれで打ち止めになりそうだ。
描きかけのがあるけど
週末まで間に合うか微妙だなぁ。
せっかくなんで閉店セールス状態で
あるもの全部ぶちまけで
放出することにした。
ブログはじめてから
設定やら文章書きに時間かけてたけど
そろそろ新作も着手しないとなぁ。
描けても週1画程度だから
頻繁には上げられないなぁ。
旧作たんまりあげてるので、
お時間あるときでも過去アーカイブを
ご覧いただければ幸いです。
おつきあいありがとうございました。
