どかれふのExcel画廊

表計算ソフト、エクセルで描いた画をだらだら放出中。マウスで描いてまうす。

【番外】北九州せんべろウォーク - 2日目後篇(戸畑~小倉)

 

北九州、せんべろ、角打ち、若戸大橋

戸畑駅から見える「北九州のシンボル」の一つ、若戸大橋

徒歩で移動しながら飲酒巡業する「せんべろウォーク」。
今回は2泊3日の下関~北九州の遠征企画の2日目の後篇で、小倉から「角打ちのメッカ戸畑」に初上陸。
午後だけで8軒巡業するべろべろ行程。

15:30 7杯目「藤高酒店」

藤高酒店、戸畑、角打ち、せんべろ

本物感漂うザ・老舗

下関〜北九州遠征の2日目、7軒目(というか7杯目)は、小倉から電車で3駅の戸畑へ移動。
戸畑は初上陸の地で、若戸大橋や日本製鉄関連の工場が立ち並ぶ、労働者の街だ。
小倉と違って、飲食店が密集している繁華街というよりは、至るところに優良角打ちが埋設されている穴場スポット。

戸畑での1軒目は「藤高酒店」。駅北口から10分ほど歩いた住宅地に構える、老舗臭が滲み出ている角打ちだ。営業は15時開始。
こちらも『マツコの知らない世界』の角打ち特集で紹介された一軒。
ここまで来て入れなかったら、きっと悔やまれただろう。

藤高酒店、角打ち、戸畑、せんべろ

大型コの字カウンターの一角に接岸

店内は、15人ほどは収容できそうな巨大なコの字カウンター装備の基本立飲みスタイル酒場だ。
女将一人で切り盛りする店内には、先客が4、5人、黙々と飲っている。

藤高酒店、角打ち、戸畑、せんべろ

ここでもサン生グラスが登場

まずは大瓶でスタート。アテは大根おでんと、乾き物はかっぱえびせん。
九州の酒場は季節問わず、おでんを置いているところが多いなぁ。

藤高酒店、角打ち、戸畑、せんべろ

この日初めて「火が通った」アテを口にする

「テレビで紹介されていたから、混んでて入れないかと思いましたよ」と女将に話しかけると、
「そんな変わらんとね。テレビなんか見とらんよね」との返事。

焼酎をキメている常連の先輩に倣って、こちらも一杯いきたかったが、戸畑にはまだ宿題案件が多数控えている。
ここはビールで〆ておく。

一人460円の仕上がり。

小倉駅からのルートはこちら。

https://maps.app.goo.gl/Sj9qD4kSa7uWX4Tb6

電車代は270円。

戸畑駅からの徒歩部分は10分で700m。

16:10 8杯目「はらぐち酒店」

はらぐち酒店、戸畑、角打ち、せんべろ

洋館のような豪勢な造り

この日の8軒目(というか8杯目)は、引き続き戸畑での徘徊。
線路をまたいで南側にある「はらぐち酒店」へ潜入する。

大通りに面した、やたらと間口の広い3階建ての物件で、右手が小売部門、左手の狭い入り口が立ち飲みコーナーという分割型の角打ちだ。

はらぐち酒店、戸畑、角打ち、せんべろ

こちら角打ちコーナーへの進入路。そばまで行かないと看板が見えない

ガイド曰く、「(昔は美人だったであろう)ツインおかみの、客をいじる毒舌トークがアテになる店」とのこと。しかしこの日は平日16時、店内は8割がたの入りで、注文を捌くのに忙しく、おかみ達も酔客の相手をする暇はなさそうだ。

はらぐち酒店、戸畑、角打ち、せんべろ

ちらっと見えるのが毒舌ツインおかみの1号か2号

ここでは秋田の「まんさく」をコップでオーダー(400円)。この日、初の日本酒だ。
さすが酒屋だけあって全国の地酒を扱っており、ラインアップも豊富だ。

はらぐち酒店、戸畑、角打ち、せんべろ

東北の酒もあります。

この頃から、つまみの写真も撮っておらず、何を頼んだか全く記憶が飛んでいる。
そろそろ酩酊モードに突入。

はらぐち酒店、戸畑、角打ち、せんべろ

あんまり枡にこぼれてなかったような気がする

戸畑ではまだ数軒巡業先が残っているため、ここでも一杯だけにして次へ向かうことにした。

一人850円の仕上がり。もしかしたら二杯飲んだかもしれないな。

「藤高酒店」からのルートはこちら。

https://maps.app.goo.gl/Qh4meCKmHaZdFcAC6

徒歩7分で450m。

16:45  9杯目「さかもとや」

さかもとや、角打ち、戸畑、せんべろ

自販機バリケード封鎖状態ですが、やってます

続いての9軒目(というか9杯目……いや、10杯目かもしれない)は、引き続き戸畑を徘徊して「さかもとや」という角打ちへ。

この頃にはすでに酒が回ってきていて、どうやって移動したのかも記憶があやふや。でも、たぶん歩いて移動したはず。
そして、踏破予定の店がまだあるので、移動テンポもどんどん上がっていく。

ここも小売部門と飲食部門は分割されている構造で、横に角打ち専用の入り口があり、「角打ち」の看板が出ている。
カウンターのみの店内で、5人も入れば満員になるくらいのスペース。

さかもとや、角打ち、戸畑、せんべろ

アテは頼まず生のみで失礼

前の店では日本酒を飲んだので、ここでは生ビールを注文。
北九州の角打ちは生ビールを提供している店が多いので、なんだかうれしい。

まだ18時前だし、戸畑ではもう数軒回れそうなので、ここも生ビール1杯だけで次へ移動する。
よく考えると、まともな食事をとっていない割に、まったく腹が減らない

たぶん、一人500円くらいの仕上がり。

「はらぐち酒店」からのルートはこちら。

https://maps.app.goo.gl/hnMLk5ge3HUJGHho9

徒歩4分で260m。

17:40 10杯目「山口酒店」

山口酒店、戸畑、角打ち、せんべろ

素通りしそうな存在感が薄い物件

切りのいい10軒目は、戸畑駅からどんどん離れていく住宅地に出現する。それが「山口酒店」という角打ちだ。
現地ガイドもここまで足を延ばしたことはなかったとのこと。

外観は、壁に屋号が出ているだけで飾りっ気がなく、ひと目見ただけでは廃業しているのでは?と思わせる風情。
小売部門よりも、角打ち一本で営業しているようだ。

店内は立ち飲みカウンターのみ。高齢の女将さんが一人で注文をさばいていた――といっても、他に客はいなかった。

山口酒店、戸畑、角打ち、せんべろ

老女将ひとりでワンオペされてました

カウンター上にはソースやマヨネーズなどの調味料が置かれ、焼き物、煮物、揚げ物と、居酒屋並みに充実したつまみがそろっていたが、食べる余裕はもう残っていない。
そもそも、店に着いたときにはかなり酩酊していて、何を飲んだかもよく覚えていない。写真もほぼ撮れていなかった。

会計記録によれば、一人280円。おそらく缶ビール1本だったのかな。

もう少し女将さんと話したり、写真を撮ったりできればよかったが、戸畑でさらにもう一軒行く予定があり、ここでは早めに引き上げた。
店を出ると、そろそろ日が暮れ始めていた。

「さかもとや」からのルートはこちら。

https://maps.app.goo.gl/wZsptiqVPvmdgTJd9

徒歩5分で350m。

18:10 11杯目「マスヤ酒店」

マスヤ酒店、戸畑、角打ち、せんべろ

新築感みなぎる建屋

11軒目は、戸畑でとどめの1軒、「マスヤ酒店」。同じ通りを行ったり来たりしている感じで、戸畑駅になかなかたどり着かない。

今まで行った角打ちの中では、外観・内観ともに飛びぬけてこじゃれている。
11-15時はカフェタイムもやっている「意識高い」オーラも滲み出ている。

マスヤ酒店、戸畑、角打ち、せんべろ

目がつぶれそうな明るさ。これならカフェでも成立する

18時頃に入店すると、角打ちゾーンは立ち飲みで、8割がたの入り。
ちょうど仕事上がりのサラリーマンも来ていた。
たしか、ここでは瓶ビールに、おつまみのおまかせ盛り合わせ。

マスヤ酒店、戸畑、角打ち、せんべろ

グラスもアテもこじゃれてます

これで十分。でも全部食べ切ったかもよく覚えていない。かなりの酩酊状態だ。

そういえば、2軒前に行った店で遭遇した、派遣社員の女性を連れて角打ち指南をしていた、ドヤ顔の公務員風オヤジがここでも登場。

マスヤ酒店、戸畑、角打ち、せんべろ

角打ち攘夷論を振りかざす公務員風紳士(奥のカップル)

常連に向かって、
最近は角打ちも人気になって、わざわざ遠くから来る客も増えて、困ったもんだねぇ
と、ウチらのような一見客に当てつけのようにブッ放す。
銭湯にいる常連爺のような、排他的トークで感じが悪いなぁ。

会計も、うろ覚えで、たぶん一人1500円ほど。
戸畑巡業はこれでおしまい。これから電車で小倉に戻って〆にかかろう。

「山口酒店」からのルートはこちら。

https://maps.app.goo.gl/UdfwrBFDtkYwEQsR9

徒歩8分で550m。

19:10 12杯目「かどまん」

かどまん、小倉、立飲み、せんべろ

角打ちじゃなくて、こちら立飲み酒場

戸畑から小倉に電車で戻って、12軒目は「立呑処かどまん」
駅から直ぐのアーケード街の角地に構えている。

入口になる一カ所以外はシャッター武装状態で、入りにくそうな風情だ。

かどまん、小倉、立飲み、せんべろ

1階には看板が出ていないステルス物件

かどまん、小倉、立飲み、せんべろ

看板はアーケード上部にあるが目に入らず

 

入ってみると、人通りが多い商店街の一角なので、サク飲みする人が多く回転がいい。常連客も新参者には関心を払わず、サバサバと飲んでいる。
ここは丸テーブル数卓の立ち飲みオンリーで瓶ビールに明太子。

かどまん、小倉、立飲み、せんべろ

酒はなんでもいい状態になってきたのでビール連発

電車で熟睡して復活したから、ビールもう1本。
結局ここでも、食べ応えがあるつまみは頼まなかった。

立飲み続きだったから、そろそろ座りたいということで、近所にある居酒屋に移動しよう。

一人850円の仕上がり。

「マスヤ酒店」からのルートはこちら。

https://maps.app.goo.gl/6PUmB9nxHTzn7yzP9

電車で270円
徒歩部分は15分で950m。

19:50 13杯目「酒房 武蔵」

酒房武蔵、小倉、居酒屋、せんべろ

球場のフェンスのような看板物件

そろそろ巡業も終わりにかかった13軒目は、小倉の魚町銀天街の「酒房 武蔵」
まるでお城に看板を付けたような威風堂々たる佇まいで、以前小倉に来た時から気になっていたので行ってみる。
この2日間で初めての正統派居酒屋に入店。地元では「名店」とのことで、やっと座って飲める店に入った。
満卓だったのが、数分待ちで入店でカウンターに着座。

酒房武蔵、小倉、居酒屋、せんべろ

酒とつまみ、これが普通と思います

ここでは生ビール。凍ったジョッキに冷たい生ビールは沁みる。
アテは〆鯖に茄子の煮びたしにポテサラと、やっと箸を使って食べれるつまみにありつく。

酒房武蔵、小倉、居酒屋、せんべろ

総合居酒屋らしいラインナップ

肉、魚、野菜、そして鍋物と正統派酒場のお品書きだ。
しかし、座ったせいか睡魔が襲ってくる。
そろそろ撤収だな。しかしこのあと、もう一軒行くことになる。

一人1500円の仕上がり。

「かどまん」からのルートはこちら。

https://maps.app.goo.gl/hpD4AdMkgWn2QSMS6

徒歩2分で120m。

20:30 14杯目「資さんうどん魚町店」

資さんうどん、小倉、はしご酒、せんべろ

巨大資本傘下で全国展開中

14軒目(というか14杯目……いや、15杯目かもしれない)は、すかいらーくグループに買収され全国展開に着手した北九州発祥の「資さんうどん魚町店」。
眠くなってきたから宿に帰ればいいものを、この日は何も食事らしいものを取ってなかったからもう一軒。
ここは24時間営業だし、おでんやうどんの具をアテに飲める酒場としてもアリだ。

この日初めてタッチパネルを使って、レモンサワーとごぼ天肉うどん。

資さんうどん、小倉、はしご酒、せんべろ

目覚める甘さ、味の濃さのレサワ

 

しかし、レサワが舌がしびれるほどの甘さ。配合間違ってるんじゃないか?と思うほどの味の濃さ。目が覚めた。

資さんうどん、小倉、はしご酒、せんべろ

こちら安心安定のごぼ天うどん肉入り

 

舌の感覚が戻らない中、うどん完食。口直しに定番のぼたもちも追加。

資さんうどん、小倉、はしご酒、せんべろ、ぼたもち

甘すぎずちょっと塩気があって美味

そんなまずいレサワを飲み干したら、店を出ることには深刻な酩酊状態。
現地ガイドの腕時計をいじったり、卓上のPOPスタンドを分解したりしたそうだが、まったく覚えていない。
とりあえず宿に戻ろう。

無事歩いて帰れたみたいだ。
翌日も角打ち巡業は続く。

たぶん一人1500円の仕上がり。

「酒房武蔵」からのルートはこちら。

https://maps.app.goo.gl/MxPGAYyHYdL2oPML9

徒歩3分で220m。

この日後半のまとめ

ここまでの「せんべろウォーク」をまとめるとこうなる。(料金は一人当たり)

⑦15:30 「藤高酒店」460円
⑧16:10 「はらぐち酒店」850円
⑨16:45  「さかもとや」500円
⑩17:40 「山口酒店」280円
⑪18:10 「マスヤ酒店」1500円
⑫19:10 「かどまん」850円
⑬19:50 「酒房 武蔵」1500円
⑭20:30 「資さんうどん魚町店」1500円

飲み代合計は7440円なので1軒930円の仕上がり。

移動距離は
⑦「藤高酒店」まで 電車270円、徒歩10分700m
⑧「はらぐち酒店」まで徒歩7分で450m
⑨「さかもとや」まで徒歩4分で260m
⑩「山口酒店」まで徒歩5分で350m
⑪「マスヤ酒店」まで8分550m
⑫「かどまん」まで電車270円、徒歩15分950m
⑬「酒房 武蔵」まで徒歩2分120m
⑭「資さんうどん魚町店」まで徒歩3分220m

歩きは合計3600m、54分の移動。運賃は540円。

この日トータルでは、前半は6軒で飲み代2195円なので全14軒合計で9635円。1軒688円。
歩き部分は9950mで131分の移動。運賃は1540円の仕上がり。

歩数計は3万歩になっていた。
まだ次の日も飲みます。
3日目はこちらから。

 

 

2日目前半(下関~門司)はこちら。

そして初日篇(下関)はこちらから。

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