徒歩で移動しながら飲酒巡業する「せんべろウォーク」。
今回は、横浜は桜木町駅近くの屈指の泥酔タウン野毛からスタートして横浜駅までの5軒の昼酒巡業。
店によっては2000円台の店も出てきますがあしからず。
- 14:30 1軒目 「酒蔵 石松」@ぴおシティ・野毛
- 15:20 2軒目 「他力本願」@野毛
- 16時 3軒目 「野毛テポチ 노게대포집」@野毛
- 17:30 4軒目 「豚の味珍」@横浜駅
- 19:30 5軒目 「お加代 本店」@横浜駅
- まとめ
14:30 1軒目 「酒蔵 石松」@ぴおシティ・野毛
10月に入ると、さすがに30度越えの日も無くなって、飲み歩きには最高の季節。
今回は久しぶりに横浜方面までの遠征で、昼飲みとなれば桜木町駅前。そして酒場密集地帯・野毛の入り口にある「ぴおシティ」からスタート。
桜木町駅からは、観光客で賑わっていない海がない方＝野毛動物公園方面に出てすぐの地下道から直結している。地上からだと、横断歩道が歯抜け状態なので地下ルートがおすすめ。
「ぴおシティ」は小売店もあれば雑居ビル、そしてボートレース場外舟券販売所もある、ニュー新橋ビルみたいな、いわゆる「昭和型雑居ビル」。
その地下2階には、昼飲みができる酒場が20軒ほど密集している**、濃厚飲酒スポットだ。座れる大箱居酒屋もあれば、本まぐろ刺身のタイムセールで人気の立ち飲み屋、最近では飲めば飲むほど値段が下がっていく寿司居酒屋ができたり、なかなかの活況ぶり。
1軒目に選んだのは「石松」。ビル入口から一番奥にあるせいか、ここはいつ行ってもほぼ確実に入れる広めの立ち飲み酒場。
立飲みテーブル数卓にカウンターの構成で、刺身、焼き、揚げ物とやたらメニューが多い。
店に着くと、既に同行先発部員2名が先にビールと刺身でスタートしている。
都度現金決済システムなので、自分もさっそく1000円札を卓上に準備して合流。
3人でビール3本とイワシ刺しとポテサラをつまみながら、次の出陣先検討会議。せっかくなので2軒目も野毛方面に行ってみることにする。
仕上がりは一人1500円。
桜木町駅からのルートはこちら。
https://maps.app.goo.gl/ZX9AGbR6sDnYPZK29
徒歩1分で80m。
15:20 2軒目 「他力本願」@野毛
野毛は横浜屈指の飲食街だけど、昼から営業している店はチェーン酒場が数店ある一方、個人営業の店は少ない。
そんな野毛で、朝9時から営業し、しかも17時まではハッピーアワーで1杯300円の立ち飲み酒場を発見。
それが「他力本願」。
この時間はどれを頼んでも一杯300円とのことで、翠ジンソーダからスタート。
今はおでんがウリとのことで、盛り合わせ600円をオーダー。朝からの仕込みで大根もしっかり味が沁み込んでいる。
店内はカウンターのみで7～8人入ればいっぱい。入った時は先客は無しだった。
マスターのワンオペ営業らしく、基本は毎日営業で仕込みを兼ねて朝9時から開いているとのこと。
開業してから1年ほどだけど、朝飲みは仕事終わりの飲食関係者や朝しか来ない常連客もいるとのこと。
店奥には70インチ以上ありそうな大型TVがあるので、サッカーや競馬開催時はライブビューイングで盛り上がるらしい。
次週からはクライマックスシリーズでベイスターズの試合もあるので、忙しくなりそうとのこと。ちょうどデーゲームなので、周りで営業している店も少ないため、昼飲みで大繁盛しそうだとマスターはもくろんでいた。
野毛の貴重な昼飲み酒場。ここはアリだな。
16時近くなってきたら、急にお客さんも増えてきたので、そろそろ撤収しよう。
2杯飲んで一人800円のお会計。
「石松」からのルートはこちら。
https://maps.app.goo.gl/4pyb5bgAxcYf2KDx7
徒歩4分で290m。
16時 3軒目 「野毛テポチ 노게대포집」@野毛
夕方になってくると、野毛でも営業開始する店も増えてくる。
今度は動物園通り方面に大通りを渡って探索していると、またハッピーアワーの看板を発見。
「노게대포집」読めない。でも看板に日本語表記が出ていた。「野毛テポチ」。
間違いなく韓国料理系。17時まではハッピーアワーをやっているみたいだ。ビールや割り物が1杯300円前後。
とりあえず入ってみよう。
店奥は精肉店みたいなタイル張りの壁。まさしくアジアの食堂の風情だ。
グループ客も数組いて、みなさんしっかり料理を召し上がっている。
17時以降予約客で埋まるみたいなので、カウンターに横並びで着座。
そもそもがハッピーアワー狙いなので、長居はしない。
ここではジャスミン茶割りにウズラ卵の辛いやつにチヂミ。
写真忘れたけど、チヂミはパリッと焼かれてて非常に美味。
後で調べたら、鍋料理やしっかりした正当派韓国料理で人気のお店らしい。ただ、こちらはまだ飲み歩くので、つまみ程度で失礼することにした。
ジャスミンハイをお代わりして〆て一人1100円。野毛はハッピーアワー狙いもありだな。
「他力本願」からのルートはこちら。
https://maps.app.goo.gl/KKJjvVc9vhUQXmy7A
徒歩5分で300m。
17:30 4軒目 「豚の味珍」@横浜駅
今度は横浜駅へ移動。たった一駅だから歩けそうと思ったけど、30分かかって時間がもったいないので、桜木町から電車にした。
向かったのは、いわゆる「海の横浜」というイメージとは逆の西口。この辺は風俗街も残っていて、「雑多・猥雑」ムード満載のエリアだ。
駅を出てすぐのところに、これまた昭和ムード漂う横丁「狸小路」がある。
そこの主的名店が「豚の味珍（まいちん）」。
狸小路には左右両側に同じ「味珍」があって、どっちが本店かうろ覚えだけど、狭い方はあまり営業していなかったり早じまいすることが多いので、広い方（たぶん新店）に向かう。
1階は6人くらいしか入れないカウンターのみで、2階はカウンターとテーブル席があって広い。
ただし、はしごのような急こう配の階段があるので、酔っ払いには要注意だ。18時を過ぎるともう満席状態になった。
つまみは豚の煮込みや希少部位。この日は耳、頭、ピータン。
そしてもう一つの名物が焼酎。コップに高く掲げたやかんから、店員が1滴もこぼさずになみなみと注いでくれる。
このままだと濃いので、ウーロン茶で割りながら飲むのが定番。だいたい2杯飲むと、かなり記憶と体幹が怪しくなってくる。
帰りは急こう配階段が待ち構えているので、ほどほどにしておこう。
一人2500円。
「野毛テポチ」からのルートはこちら。
https://maps.app.goo.gl/WCeMjgGj1oVjoaiE7
JR根岸線で1駅150円。
徒歩部分は9分で590m。
19:30 5軒目 「お加代 本店」@横浜駅
「味珍で撃沈」する時が多いけど、この日は体調も良く、まだ飲める。
そうなると、もう1軒はすぐ近くにある「お加代」になる。ここも狸小路に店があるけど、狭いし混んでるので、すぐ近くの川沿いの本店に向かう。
店は見た目間口が広いけど、鉛筆ビル並みに奥行きがなく、席も少ない。この時間は1階のカウンター席が満席になることが多く、2階のテーブル席、というか変形カウンター席に案内される。この時点で満席になった。
ここでレモンサワーでスタート。昔に比べて、グラスが大きくなった気がする。
つまみは串焼きがメインで、鉄板は「ラム香草焼き」。他に焼き鳥や焼とんもあるけど、何を頼んだかよく覚えていない。
2つのカウンターを向かい合わせにくっつけた（あるいはテーブルを真ん中で仕切った）席だから、向かいの席の人達とも他愛のない話で盛り上がる。だいたいは、
「ここはよく来るんですか？」
から始まって、
「おススメの飲み屋はどこですかねー？」
となり、酒場自慢大会になる。皆さんジェントルなので、それでもめたりすることもなく、楽しく飲酒できるのが2階席のいいところだ。
結局ここでも2時間ほど飲酒。おひとり様2500円の仕上がりとなった。
「豚の味珍」からのルートはこちら。
https://maps.app.goo.gl/RV11rEoEjuq2tEmH9徒歩1分で64m。
まとめ
今回の野毛～横浜の「せんべろウォーク」5軒のまとめ。（料金は一人当たり）
①13:00 「石松」@ぴおシティ・野毛 1500円
②14:20 「他力本願」@野毛 800円
③15:10 「野毛テポチ」@野毛 1100円
④16:20 「豚の味珍」@横浜 2500円
⑤17:10 「お加代 本店」@横浜 2500円
飲み代合計は8400円なので1軒1680円の仕上がり。
移動距離は
①「石松」まで徒歩1分で80m。
②「他力本願」まで徒歩4分の290m。
③「野毛テポチ」まで徒歩5分の300m。
④「豚の味珍」まで電車150円、徒歩9分の590m。
⑤「お加代 本店」まで徒歩1分の64m。
運賃は150円。歩きは合計で20分、1324mの移動。全然歩いていない。
そして帰りはお約束の寝過ごし。早い時間だから電車で戻れた。
横浜はもう少し内陸部の横浜橋商店街や阪東橋あたりにもよさげな酒場があるので、また出陣しよう。
おつきあいありがとうございました。
