
徒歩で移動しながら飲み歩く「せんべろウォーク」。
実は4月から無職になって、正々堂々と昼酒できる身分になった。
とはいっても、次の仕事が見つかるまで間だから、この生活がすぐ終わるかもしれないし、最後まで続くかもしれない。
GWの合間の平日に、同じように無職状態のおっさん3人で「久しぶりに会おう」ということで、近況報告もかねて、昼酒することに。
今回は、GW中でも営業している店が多そうで、人出は比較的少なそうな池袋駅周辺の7軒飲酒巡業レポート。
- 11:00 1軒目 「大都会」(西口)
- 12:30 2軒目 「若大将」(西口)
- 13:30 3軒目 「梟小路」(東口)
- 15:30 4軒目 「やきとん三福」(西口)
- 17:00 5軒目 「まるさん」(西口)
- 18:30 6軒目 「豊田屋三号店」(西口)
- 19:15 7軒目 「三兵酒店」(西口)
- まとめ
11:00 1軒目 「大都会」(西口)

この日は5月7日。
GW中の平日だけど、世の中は有休をはめ込んで「12連休」になっている人も多いらしい。
以前は昼飲みは13時くらいからスタートすることが多かったけど、今や「毎日が休日」なので、せっかくだから昼前からでも飲もうということで、朝から飲める酒場をスタート地点にした。

場所は池袋西口側の北側出口を出てすぐ、ビジネスホテルの地下にある。
地下通路から地上に出ると、予想通りこの辺りは人通りもまだパラパラとした状態。
ここはなんといっても「年中無休・24時間営業」という超ワーカホリック営業体制。
10年ぶりの訪問だ。

店に入るといきなり券売機があり、そこで食券を購入するスタイル。
「飲み物・食べ物各一品以上」のルールがある。

まずは「でか生セット(小鉢つき)」を購入。
ここは単品も安いけど、セットやチケットまとめ買いの方が安くあがるシステムになっている。
店内は、入ってすぐに大型のコの字カウンター、壁際にI字カウンター。その両脇にテーブル席が20席ほどとかなり広い。

この時間は、カウンターで孤酌をキメているプロ的な先輩がちらほらといらっしゃる。
夕方や夜に来ると、学生グループに占拠されてかなり賑やかな酒場になることも多いが、それとは真逆の雰囲気だ。
店のウリは蕎麦だけど、頼んでいる人は見当たらない。

「でか生」は通常の「中」の3倍くらいある大きさで、結構重い。
小鉢は小皿に盛った冷凍枝豆で、これはちょっと残念。
キャンペーン中でチューハイは200円と格安で提供されていたので、それも追加。

これからまだ数軒巡業するので、このくらいにして次に向かうことにする。
最後は使った食器をセルフで返却口に戻して退店。
ここでは1,150円の仕上がり。
池袋駅からのルートはこちら。
https://maps.app.goo.gl/pL4EBaFevNi25CYS9
徒歩1分で56m。
12:30 2軒目 「若大将」(西口)

2軒目は、「大都会」を出て筋向かいにある居酒屋。
ここは「食べログ」上では「朝9時から営業」となっているけど、一説には「24時間営業」との情報もある。
いずれにせよ昼から営業しているので、入ってみた。

入口付近にカウンターとテーブル席、そしてその奥にも同じようにカウンターとテーブル席がある。
入った時点で既に8割がた埋まっていて、店奥の壁向かいのカウンター席に案内された。
奥に行くにつれて照明がどんどん暗くなり、空気も薄くなる感じで、穴倉に押し込まれたようだ。

この居酒屋は、飲み物・食べ物すべてが一律420円。
以前は300円台だったけど、このご時世でついに400円台に突入してしまった。

客層は30~40代のミドル層がほとんど。
時間的に昼食で来ているソロ客もいたけど、GW中ということもあって、休みを取って飲みに来ているグループ客が大半だ。
混んでいるせいもあって、とにかく密度が高い。

ここでは緑茶ハイにマカロニサラダとお好み焼き。
アジア系の日本語達者なお兄さんが注文をさばいている。

冷凍か業務用の出来合いと思しきクオリティ。
同じ420円なら、刺身か焼き物にした方がお得だったかもしれない。

飲み物をお代わりして、つまみも追加しようと思ったけど、なかなか注文したものが出てこない。
ここは打ち止めにして退店。
〆て一人980円。
「大都会」からのルートはこちら。
https://maps.app.goo.gl/ADFiYRR3Uy3fw2jf8
徒歩1分で51m。
13:30 3軒目 「梟小路」(東口)

3軒目はサイドチェンジして、東口に移動。
西口と違って、こっちは20前後の若手がやたら多いし、いつ来ても疎外感を感じてしまうエリアだ。
店は池袋のシンボル「サンシャイン60」麓近くにある、蕎麦屋。
ここも朝8時から営業していて、中休みなしの0時まで営業している。
そして朝から飲める店だ。
ここはテーブル席主体で、昼時ということもあって、飲んでいる人は少なく食事派が圧倒的に多い。
入り口には「日替わりセット」のボードに蕎麦と丼で500円とワンコインメニューも提供しているからだろう。
でも座席の埋まり具合は半分くらいで、ゆったりした感じだ。
まずはチューハイからスタート。

「飲める蕎麦屋」ということもあって、つまみが充実している。

つまみはポップコーンにウインナー炒め、そして旬の筍煮。
蕎麦屋らしくないつまみでスタートだ。

こっちも朝からろくなものを食べていなかったので、つまみを補充で追加は蕎麦屋らしく天ぷらに木耳卵とじ。
つまみはほぼ500円以下。すばらしい。
さっきの「若大将」より全然クオリティが高い。

飲み物も300円台からで緑茶ハイも追加。
蕎麦屋に来たし、せっかくなので、せいろ蕎麦も追加。これは400円だ。

なんか調子乗っていろいろ頼んでしまった。
ちなみにこの店には1000円以上の食べ物は存在しない。
あらためて感服。
腹ごなしもかねて、おじさんが落ち着く西口に向けてまた移動することにする。
お会計は一人1800円。
「若大将」からのルートはこちら。
https://maps.app.goo.gl/ZVwpThFSR8EKtsvf7
徒歩12分で800m。
15:30 4軒目 「やきとん三福」(西口)

4軒目は、再び西口に戻って駅前にある「やきとん三福」。
ここは15時開店の正統派老舗酒場だ。

外観的には狭い店には見えないけど、入ると間口の3分の2は厨房が占めていて、残りのスペースに細長いカウンター席が奥まで伸びている。
まるでホルムズ海峡のような狭さだ。

カウンター席はすでに常連で埋まっていて、まるでペルシャ湾に幽閉されたタンカー船のようだ。
ここは何度来てもカウンターに入れたためしがないので、入口横から勾配きつめの階段を上って2階のテーブル席に案内される。
2階席は小さめの4人掛けテーブルが10卓以上あり、キャパはそこそこある。
とはいえ、こちらもすでに8割がたの入りようだ。

このあたりになると、もうビールを受け付ける体ではなくなっているので、安心安定安全の緑茶ハイ。
店名にもある通り、ここは焼きとんが名物の店。
盛り合わせのタレ・塩は店のおまかせで出てくる。

5本盛り合わせ(1250円)と、トマトにエシャレット、みょうがの盛り合わせをオーダー。

焼きとん以外にも刺身や小鉢系が充実していて、2階席はグループで来ていろいろ頼みながら腰を落ち着けて飲める感じだ。

結局、緑茶ハイをお代わりして1時間ほど滞在。
一人が家庭の都合で離脱するということで、ここでお会計。
仕上がりは一人2500円。
「梟小路」からのルートはこちら。
https://maps.app.goo.gl/zBrMpNUxnCHN1rKL6
徒歩11分で800m。
17:00 5軒目 「まるさん」(西口)

5軒目は、西口の路地裏にある居酒屋「まるさん」。
店名、外観からしてもかなりのベテランムードが漂う酒場だ。
17時の口開けに合わせて入店。
ここは前から気になっていたけど、しばらく昼飲みメインだったので今回が初上陸。
今回巡業している酒場は、朝からだったり15時くらいから飲める店ばかりの中で、ここは唯一の「正しい」営業時間の店だ。
店内は左手にカウンター席が5席ほど、テーブルが6卓ほど。
「三福」とは違って、間口=店内の広さになっている。
雰囲気も、全体がセピアカラーに覆われたような錯覚に陥る。

高齢の大将と、厨房を担う息子と思しき男性の2名体制。
そのためか、注文は「一度に三品まで」との制限がある。

この日は刺身系をまったく食べていなかったので、「本日のおすすめ」の刺身3点盛り。
平目、赤エビ、まぐろぶつ。

魚と野菜のつまみが充実していて、日本酒も頼みたくなるけど、この後を考えてレモンサワーにしておく。

ドリンクメニューには、「吉田類の酒場放浪記」で取り上げられた時の写真が押し気味に載せられている。

とはいえ、店内にはBGMもなく、見事な枯れ具合。
これぞ「大人(じじい)の酒場」という風情だ。
落ち着く。
18時を過ぎると、ぱらぱらと仕事終わりのサラリーマングループが増えてきた。
ここでも緑茶ハイを頼んで、お会計。
仕上がりは一人2000円ほど。
まだ、はしご酒は終わらない。
「三福」からのルートはこちら。
https://maps.app.goo.gl/ET2nFAHwtKchq9UJ9
徒歩2分で120m。
18:30 6軒目 「豊田屋三号店」(西口)

もうそろそろ撤収かと思ったけど、まだ18時過ぎ。
GW中ということもあって、通りにはそれほど人は出ていない。
どの店もそこまで混んでいないかもしれない。

体力的にもまだ飲めそうなので、もう1軒という感じで「豊田屋」の暖簾をくぐる。
ここは「池袋西口の歌舞伎町」とも言えるロサ会館近辺にあり、「豊田屋」はこの一角に一時3店構えていた。
一号店はどうやら仕込み場所に使われているようで、現在は営業していない。
二号店と三号店は通りを挟んで向かい合うドミナント出店の、池袋名物酒場。
15時から営業している早飲み対応の店だ。

店に入るとほぼ満卓。
二人掛けのテーブルが空いていたので、なんとかねじ込んでもらう。
さっきの「まるさん」とは真逆で、ここは賑やかというより騒々しい。
客層も20〜30代の私服グループが多い。
大箱系居酒屋なので、つまみは「生・焼・煮・揚」となんでも揃っている。
ここでも緑茶ハイからスタート。
ちなみにお通しはなく、明朗会計の店だ。

腹も減っていないので、つまみを選んでいる間に飲み干してしまった。
これから飲み始める客も多く、注文が一斉に入って店員も忙しそうだ。
注文の縛りもなく、店からのプッシュも特にないので、この一杯で〆ることに。
お会計は2人で900円。

ということは一人450円の仕上がり。
安い。
まだ19時過ぎ。
ということは、もう1軒行けそうだ。
「まるさん」からのルートはこちら。
https://maps.app.goo.gl/1Mus9ZFpfV8vjEeF8
徒歩3分で240m。
19:15 7軒目 「三兵酒店」(西口)

駅に向かって歩き出すと、斜め向かいに、しばらくご無沙汰していた立ち飲み屋を発見。
角打ちというか、酒屋内に併設された立ち飲み「三兵酒店」だ。
もう1杯だけ飲めそうなので寄ってみた。
そういえばこの日の巡業では初の立ち飲みだ。
ここは15時から営業している、テーブル無し・カウンターオンリーの立ち飲み。
寡黙な大将が一人で回している。

ちなみに、常連や女性客にはよく話すけど、一見客にはつれない感じ。
長居をする店ではないし、接客を求めているわけでもないから、このぶっきらぼうな雰囲気はむしろ好みだ。

店内はこんな感じ。
カウンター内には手書きでカラフルな短冊メニューが大量にぶら下がっているけど、可読性は著しく低い。
過去の記憶や他の客の注文を見ながら発注することが多い。
先客は2〜3人いたと思うけど、もうよく覚えていない。
撮った写真だけが頼りだ。

ここでも緑茶ハイ450円、そしてナポリタン300円。
マスターは冷蔵庫から大きな器に入った作り置きのナポリタンを取り出し、皿に盛ってレンチン。
とはいえ基本は手作りらしい。
しっかり味がついていて、なかなかうまい。

未食だけど、蒸かしたじゃがいもにカレーをかけた「じゃがカレー」も人気らしい。
立っているのもそろそろつらくなってきたので、1杯で撤収。
お会計は一人600円。
がっつり酩酊。
今回こそ帰ろう。
「豊田屋三号店」からのルートはこちら。
https://maps.app.goo.gl/wRxjkJ8ULm8jGvGR8
徒歩1分で33m。
「三兵酒店」は以前「激渋酒場」でも取り上げているのでこちらをどうぞ。
帰りに池袋駅のデパ地下に寄ったら、崎陽軒のシウマイ弁当がまだ売っていた。
家に着いたら腹が減りそうなので買ったけど、この後の記憶が定かでない。
朝起きると、なぜか右腕に多数の擦り傷。
冷蔵庫を開けたら、形状がゆがんだシウマイ弁当の箱。
どうやら酔って転んだらしい。
皆さんも飲みすぎにはご注意を。
まとめ
今回の「せんべろウォーク池袋」7軒のまとめ。(料金は一人当たり)
①11:00 「大都会」1150円
②12:30 「若大将」980円
③13:30 「梟小路」1800円
④15:30 「やきとん三福」2500円
⑤17:00 「まるさん」2000円
⑥18:30 「豊田屋三号店」450円
⑦19:15 「三兵酒店」600円
飲み代合計は9480円なので1軒1,354円の仕上がり。
移動距離は
①「大都会」まで徒歩1分で56m
②「若大将」まで徒歩1分の51m
③「梟小路」まで徒歩12分の800m
④「やきとん三福」まで徒歩11分の800m
⑤「まるさん」まで徒歩2分の120m
⑥「豊田屋三号店」徒歩3分の240m
⑦「三兵酒店」まで徒歩1分の33m
歩きは合計で31分、2,100mの移動。
全行程ルートはこちら。
https://maps.app.goo.gl/2fTUiu8XuvdikMma6
香盤表はこんな感じ。
細字の店は候補だったけど行けなかったところ。

おつきあいありがとうございました。
酩酊。
