今回は仙台の艶気がある
ディープ飲み屋街、文化横丁にある
これまた見事な飴色酒場の
「源氏」をエクセルで描いた話。
仙台ディープ飲み屋街
2018年は仕事がらみで
全国いたるところに出歩く機会があった。
見知らぬ街で予習なしに飛び込んでも
なかなか素敵なお店に出会うこともまれだから
この頃はネットや知人の口コミの
事前リサーチをしてから出歩いていた。
仙台は国分町が夜の一番の繁華街と
評価されているけど
格式あったりこじゃれたお店が多くて
一人でぶらぶら飲むには今ひとつ刺さらない。
仙台に何度か行っている同僚から
「結構ディープな店、固まってますよ。
文化横丁。」
居酒屋、焼き鳥、中華、バル、バーetc.
小規模のバラック造りの店が密集していて
場末ムードもほのかに漂いながら
名店と言われる店も多いらしい。
その中でも「源氏」は老舗名店とのこと。
こりゃ行くしかないでしょ。
源氏到着
文化横丁は細い路地が
碁盤の目状になっているけど
「源氏」はその表通りにはない。
一人しか通れない見逃すような
あやしげな路地奥にある。
この突き当りを左に曲がった
そのどん突きに「源氏」がある。
そう、看板が見えます。
縄のれんをくぐって右手に入り口がある。
The Best Of 飴色ワールド
暖簾をくぐって引き戸を開けると
20名くらい座れそうな
大型のコの字カウンター。
カウンター内には和服の品のいい女将。
今はなき横浜野毛の「武蔵屋」に通じる風情。
テーブル席はない。
そこは見事な飴色の世界だ。
1950年創業とのことで
今年で70周年の老舗だ。
TVもBGMも無い。
開店時は常連数名が黙々と飲む
一人飲みの静寂空間だ。
吉田類より太田和彦がいそうな世界かなぁ。
今まで取り上げた飴色酒場の
月島「岸田屋」や
博多「安兵衛」とは違った
凛とした雰囲気がある。
お通し付き1杯だいたい1000円
「源氏」はアルコールは
日本酒とビールしかない。
しかも価格は
ほぼ1000円くらい。
結構高いかなぁ、と思ったけど
1杯につきお通しがついてくる。
もちろん単品のつまみも発注可能だ。
まずはビールで。
この時のお通しは
糠漬けと枝豆にばい貝。
↓は別の機会で
日本酒からスタートした時。
1杯目のお通しは上と同じ構成だ。
お代わりのたびに
違うお通しが出てくる。
2杯目は大体が奴
3杯目で刺身になる。
ちなみにここは
「1人4杯まで」
の制限があって
最後のお通しは汁物らしいけど
3杯で撤収している。
エクセル画のスペック
2020年7月制作。
パーツ数427。
今までの経験から
飲み屋の店内は酒瓶や什器とか
描くものが多かったけど、
「源氏」はその手の類のものはない。
パーツ数は予想を下回る500以下。
左手柱の上部の宝船や破魔矢、お札が
細かくて時間かかったかなぁ。
うまく飴色感が出たのでよかったなぁ。
ただ、酒のコップを
カウンター左手に置くか
テーブルセンターに置くか結構迷った。
右奥のシャツの色も
ブルーかグリーンか決めきれない。
センターのコップから
左右に広がっていく感じで
こちらをオフィシャル版にしておこう。
ちなみに迷ったバージョンはこちら↓。
また仙台に行ったら
必ず飲みに訪れたい店だけど
しばらくは都内塩漬けだなぁ。
酩酊したい。
おつきあいありがとうございました。